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青｢もう、とにかくしげを水槽の中から出したくて、これしか方法が無かったんや。寧ろ、よくこの怪我だけで済みましたねってお医者さんにビックリされてん。俺ツイてたらしいで笑｣
赤｢…｣
青｢…ほんま、しげを助けられて良かった。それが何よりや。｣
流星はきっと傷だらけで全身痛いはずなのに、心底嬉しそうな顔をしてそう呟く
どうしようもない気持ちが込み上げてくる
とにかく流星の傍に行きたくて、
ベッドから降りようと体を動かす
地面に足を着いた
が、体は言う事を聞いてくれず、そのまま床に倒れ込んでしまう
動けよっ、俺
情けない
情けないわ。
照史達が俺を起こしてくれようとしているが、俺は自力でベッドにしがみつき、力の入らない脚を何度も叩き、強引に立ち上がる
目眩も酷く、視界が揺れる
だが、お構い無しに
1歩1歩踏み出す
たった数歩の距離なのに、流星のもとまでが遠く感じる
ふらふらとなりながらも、やっとの思いで、流星の目の前に辿り着いた
流星は、包帯だらけの腕で自分の体を起こした
時折痛そうな表情を浮かべながら
ベッドに少しスペースを開けるようにズレた
何故かと首を傾げると、
ポンポンとその場所を叩いた
ここに座れという意味なのだろう
俺はそこへ腰を下ろす
流星と向かい合う形になった
青｢お前が、気にしいなのは知っとる。気にすんなって言った方が余計に気にしてまうやろ？でも、俺もしげも生きとるやろ？めっちゃ嬉しい事やん｣
赤｢…｣
青｢そんな顔せんで。｣
流星は俺の頭を優しく撫でる
青｢ほんま、良かったわ｣
心がじんわりとあたたかくなっていく
赤｢りゅ…せ…痛い？｣
やっとの思いで口を開けた
青｢少しな、久しぶりに怪我したからな。｣
ズキっと胸が痛む
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いずみ - いつも作品楽しみにしています。作者様のペースで大丈夫ですのでゆっくりでも更新してくださると嬉しいです。応援してます！！ (2021年12月29日 0時) (
レス) @page18 id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - いずみさん» いずみさん、ありがとうございます！！とても嬉しいです！！この調子で書き進めていければと思います！！またお付き合い下さると有難いです (2021年12月2日 8時) (レス) id: 4db97cd269 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - いつも楽しみに見ています。最近更新速度が早くてとても嬉しいです！これからも楽しみにしています！ (2021年11月30日 22時) (レス) @page2 id: e2a4b2b3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2021年11月29日 21時
