第三十三話 中原中也ver. ページ25
Aside
ポートマフィアの拠点から少し離れたビルの屋上。
広く高さもあるその屋上では、2つの組織が互いに睨み合っていた。
とはいえ敵側がざっと40人、こちらは3人だ。
まぁ、40人を全て中也1人で倒すと云っても過言ではないけど…
「3人とは、随分と舐められたものだ」
「試してみるか?」
私と中也、そしてもう1人は私とカモフラージュする為の人。
実を云えば、本当はもう少し構成員が来る予定だったが別件で連れ出されたりしていて、居てもあまり意味が無いということで3人という結果になった。
万が一が無ければ私が人を殺すことは無い。
「ふっ、試させてもらおうじゃないか」
一斉に敵側が中也に銃口を向けて撃つ。
が、中也はニヤリと笑い銃弾を異能で止める。
数人は少し動揺したが、他の先頭に立つ人やその周りの人は当たり前かのようにそれを見ていた。
中也は作戦会議の時に云った。
敵はこちら側の情報を多く持っている。
が、組織の人数も多く脅されて組織にいる人もいるため、組織のトップは力の強い信頼出来る人だけに詳しい情報を渡しているらしい。
だから、中也の異能に反応がなかった数人は強いという事になる…
そんなことを思い出すうちに、中也の異能を知らない敵は、弾き返された銃弾により即死していた。
ここから互いの意識がバチバチを音を立てるように高まった。
残った敵の人数は5人、異能力者はこの中に何人いるんだろう。
中也は相手の行動を待たずに攻撃に入った。
そして1人反応に遅れて吹っ飛ばされ、屋上から落ちる。
すると相手は2人ずつに別れ、半分は中也、もう半分は私達のほうに近ずいてきた。
…覚悟は決まっていた、人を殺すことになることも、死ぬことも。
まずは構成員が銃撃戦を繰り広げる。
2人はどうやら異能力者ではないらしい。
…という事は中也が相手している2人が異能力者なのかな
そのうちに私は違う覚悟から銃を構えて敵に突撃する。
足音で敵に気づかれるが、これも作戦のうち。
敵1人がちらりとよそ見をするうちに構成員がその敵を撃つ。
急所ではなかった為にふらついた体幹を狙い私が屋上から蹴り落とす。
残りの1人は構成員が相手してくれる。
と、順調に進んだところで中也のほうは…
現段階で汚濁を使っていない中也は圧倒的不利な状況になっていた。
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優(プロフ) - 紲廿さん» よっし! (2019年7月5日 16時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 期待してますー! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 櫻宮麗子さん» 了解です!なるべく優先できるようにしますね! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 優さん» 太宰と中也は作る予定なので、大丈夫ですよ! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - やっぱり太宰でお願いしたいです! (2019年6月30日 21時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紲廿 | 作成日時:2019年6月18日 19時