第三十六話 太宰治ver. ページ19
乱歩side
ここにAが居なければ作戦Bへと変更するようになっている。
「よし、今だ」
僕は手を挙げ合図する。
鏡花ちゃんの夜叉白雪で相手の2本の刃を受け止め、同時に谷崎の異能で透明化された敦は後ろへ回り込む。
敵は夜叉白雪を押し切り荒ぶる様に刀を振り回した。
すると敦は後ろから飛びつき動きを封じようとするが、さすが組織のトップの護衛。
やはり倒すには時間がかかるか…
「国木田!」
国木田は手帳を破り異能力を発動する。
「
国木田の異能で敵は流石に目をやられたようだ。
その隙に太宰は倉庫を出て、他のメンバーは全員で敵に覆い被さる。
が、やはり鍛えられた敵だ、覆い被さった下に其の姿はない。
スピードは異能力ではなく、彼自身の力…
まぁここからが本番だ、向こうに勝ち目はない。
…只、Aがどんな記憶操作を受けているかが、完璧にわからない。
組織にとって、記憶改竄されたAを手放す、又は×すことはメリットが無い。
人質にするかと思えば連れられておらず、組織のトップは単独で逃げた。
向こうが只の莫迦であるだけならいいけど…
やはり一択には決められないな
Aは太宰に託した。
どうか、無事でいますように。
太宰side
倉庫から抜け出してもう数十分。
まだAちゃんは見当たらない。
監 禁を疑ったが組織のトップが放置する訳が無い。
考えられるのは単独行動、もしくは街中にいる異能にかかった人に攫われた…
家にいるのではと向かったが、綺麗に整頓された部屋や事務所があるだけでAちゃんはいなかった。
あとは…、あとは、………
ヴーヴー、と携帯が振動している。
「もしもし」
「よォ莫迦鯖。Aは見つかったか」
相手は汚濁を使って動けなくなった中也だった。
ある程度の状況は把握しているのだろう。
「いいや。どんな記憶操作をされたかも分かってないし、手がかりは今のところ何も無し」
「そうか。……、探しに行った場所は。」
やはり、中也もAちゃんの事となると声色が違う。
「自宅とその付近、あと異能にかけられた一般人が多い所」
長い沈黙。
ジッとしてる場合では無いが、中也は何か知っているようだった。
「……多分彼処だ。急げ太宰」
「Aは_____________
- 金 運: ★☆☆☆☆
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優(プロフ) - 紲廿さん» よっし! (2019年7月5日 16時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 期待してますー! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 櫻宮麗子さん» 了解です!なるべく優先できるようにしますね! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 優さん» 太宰と中也は作る予定なので、大丈夫ですよ! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - やっぱり太宰でお願いしたいです! (2019年6月30日 21時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紲廿 | 作成日時:2019年6月18日 19時