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第二十話 ページ2

Aside

ポートマフィアの拠点(アジト)の前に、私は立っていた。

「和泉です。中原中也さんの招待で来ました」

正面玄関に立つ構成員に声をかけると、

「どうぞ」

と優しく云い道を開けてくれた。

今日も初めての人だったな…。

数回来ているけど、毎回違った人が立っていて声がかけづらい。

「あれ、Aじゃない!」

声がした方を見ると、エリス嬢がいた。

走ってこっちに来るエリス嬢に、私も二、三歩近づく。

「今まで何してたの?すっごい寂しかったのよ!」

ぎゅう、と私の上着を掴んで云うエリス嬢。

か、かわいい…。

「ごめんごめん、仕事が忙しくって」

よしよしとエリス嬢の頭を撫で、癒やしをもらっていると奥から嫌な気配を感じた。

「エリスちゃーん、早いよ…」

ゼーハーと息を切らせながらこちらに近づくのは、このポートマフィアの首領(ボス)の森さんだった。

森さん、エリス嬢が私にべったりくっつくから毎度殺気っぽいのを感じるんだよね…。

「リンタロウが遅いんじゃない。ね?A」

「ま、まぁ…そうかもね」

一応ポートマフィアの首領(ボス)だから、苦笑いで答えた。

「こんにちは、Aさん。中也君なら、少し任務に出ていてね、すぐ戻ってくるよ」

森さんは丁寧に教えてくれた。

「そうなんですね、ありがとうございます」

「じゃあそれまで遊びましょA!」

キラッキラの笑顔で誘ってくれるのは嬉しいが、この後中也と訓練的なものをするため、体力は温存しておきたい。

「ごめんエリス嬢、ボクこれから中原と訓練なんだ」

現在は男装中なので、一人称はボクになっている。

「そう…なら、仕方ないわね」

さすが、物分りがいいなと思ったのもつかの間。

「じゃあ、その訓練が終わったら一緒に遊びましょうね!」

え、そんな無茶な。

固まっている間に、森さんとエリス嬢は行ってしまった。

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 紲廿さん» よっし! (2019年7月5日 16時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 期待してますー! (2019年7月5日 0時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 櫻宮麗子さん» 了解です!なるべく優先できるようにしますね! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
紲廿(プロフ) - 優さん» 太宰と中也は作る予定なので、大丈夫ですよ! (2019年7月4日 23時) (レス) id: c5680534b9 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - やっぱり太宰でお願いしたいです! (2019年6月30日 21時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紲廿 | 作成日時:2019年6月18日 19時

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