道案内と告白 ページ9
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普通に考えたら運動神経抜群の重岡に私が追いつくはずないんだけど
『しげならさっきあっち走ってたよ!」
『今ダッシュで階段降りてった!」
と、私が通るたびに周りの人が教えてくれたおかげでなんとか中庭のベンチに座っている重岡を発見することができた
いつもの元気な様子とは違って暗そうだったからなんて声をかけて良いのか分からずに立ち尽くしてたら先に向こうが気づいて勢いよく立ち上がった
重岡「Aちゃんやん!!どしたん?こんなところで。」
明るそうに振舞ってるけど無理してるのは見え見え私がこんな風にさせてしまったのかな…
重岡「あ、もしかして俺を追いかけてきてくれたとか?笑 もうなんなん!かわいすぎるからな!ってそんなわけないよな!あははっ!!」
「……追いかけてきたんだよ。」
重岡「ほらやっぱり! ……ん?」
急に真顔に戻って口をあんぐり開ける重岡
重岡「ちょ、ごめんな。俺Aちゃんの言ってることは一言一句ましてや一挙手一投足、一瞬き二瞬きすらも見逃さへんはずなんやけど……」
「だから!!追いかけてきたんだってば!」
すっかり放心状態になっているので
もういいよね。
「まず1つ目!前付きあってた人……望のことはもうとっくのとんまに吹っ切れてます。
2つ目。ご存知の通り私にはとてつもなく怖いくらい私を好きでいてくれる人がいます
3つ目。今までは友達としてしか思ってなかったけれど私がさっき神ちゃんと話していた内容でその人をで傷つけてしまったかもしれないと思ったら苦しくなって気づいたらその人の元に駆け出していました!この気持ちもさっき気づいたんだけど…
結論私は…!」
重岡「ちょ、ちょ、ちょ、待って!!
それってこういう流れやんな?次あの言葉が来る感じの雰囲気やろ?ちょっと待って!俺から言うから絶対なにも言わんといて!」
重岡「Aちゃんの全てが大好きです!!付き合ってください!!」
先に言いたいことは言われてしまった
でも…
「…よろしくお願いしますッ!!」
そう言って重岡に思いっきり抱きついた
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音羽 - まだお話続いてますか?続いてたら更新待ってます! (2020年3月30日 23時) (レス) id: ee26aa0291 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 雛菊さん» リクエストありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります!笑 (2020年1月16日 21時) (レス) id: 7d97d6f6b1 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - はじめてのコメント失礼します!よかったら重岡くんがヤキモチを焼くみたいなお話を読んでみたいです!続編楽しみにしてます!! (2020年1月16日 17時) (レス) id: cca0764ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごあめ | 作成日時:2020年1月13日 23時