過去からの贈り物【妖怪ウォッチシャドウサイド】【ケータが来た。】 (ページ34)

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一言をページ34

夕方４時過ぎというとまだ遅くないように見えるが小学生にとってはもう帰る時間帯であった

カイラside

ｶｲﾗ「遅い..」

ｳｰﾗ「小学生なんですから仕方ないですよ」

何かに熱中していると時間が経つのが
早く感じるらしい
らしいというのは私には当てはまらないことだからだ

ケータの事だから妖怪探偵団の奴等と
何か案件でも解決しているんだろうと考え
取り合えず今終わった資料をまとめて
ぼーっと目を細め遠くを見る

ケータが此処に居座るというのは
この前から相談を受けていた事であった

私もノリでOKしたが後悔はしてない

友達という平等な立場で色んな事を話せる

今日何があったのかをケータに聞くのが楽しみなのだ

同時に人間界の状況まで知る事が出来るし一石二鳥だ

ｶｲﾗ「いつ帰って来るのだろうか..」ﾎﾞｿｯ

いや
やはりただ話がしたいだけだな

ーー
ケータside
ｹｰﾀ「た、ただいま？」

疑問府になるのも無理はない

急いで帰ってきたものの
時刻はさっきより30分をも過ぎていたからだ

ｹｰﾀ「！」

静かに執務室の扉を少し開けると
サーッと冷気？が瞬間俺の身体を横切る

窓でも開いてるのかな？

一瞬浅はかな考えを抱くが次の瞬間
なんか殺気が飛んできた気がして開きかけた扉を優しく閉めてあげた()

この冷気の正体は恐らく妖気だろうな..

しかも扉の向こうにいる人物は
怒ってると考えて間違い無い

俺の生死を掛けた戦いはこれからだ！的な感じであるが
冗談じゃない..

俺死にたくないんだけど！？

俺の額から冷や汗が流れる
というか俺絶対なにか違うものに取り憑かれてるよね？

ギィィ..

ｳｰﾗ「あ、お帰りになりましたか」

ｹｰﾀ「どうしようウーラさん
俺死にたくない」

ｳｰﾗ「落ち着いて下さい」

執務室からウーラさんが出てきた時は流石にびびった

御免。ウーラさんの突然の登場で
ただでさえ俺の心臓が持たないんだ
これでカイラ来たら俺もう無理。

ｹｰﾀ「ウーラさん..
その、カイラ怒ってますか？」

ｳｰﾗ「大丈夫ですよ、カイラ様は
それくらいで怒((「怒らないが事情は聞こう」」

ｹｰﾀ「ﾋｪｯ」

ｶｲﾗ「ヒェッとはなんだヒェッて」

今会いたくない人物がそこには居た

カイラだ。

ジロリと俺を見るカイラの目には呆れが見られ
少なくとも怒っていないことが分かり少しホッとするが

それと同時に事情とは何を聞かれるのか不安もあった

ｶｲﾗ「よし部屋に入れ」

その後
希望は無くなりちゃんと怒られた