焦げたアオハル ページ7
デンやユリと遊ぶのも楽しいが、私だって一応女の子。やっぱりアオハルもしてみたい訳で。
デンジ「好きなセンパイにプレゼントぉ？」
『うん、そう。だからデン、応援してくれる？』
デンジ「…別に良いけどよォ…。」
…？なんだか機嫌が悪いような…もしかして…嫉妬では？
…なわけないか！
『ごめんっさっそくで悪いんだけどさ！これ、食べてくれる？食べて感想言って！』
デンジ「何だこの黒いの？初めて見たぜ…」
『これカップケーキって言うんだよ。本当は茶色いんだけど…
うん…黒いのは、焦がした…』
デンジ「うんめぇ！甘くてケーキみたいだな！」
『私、料理下手くそだし練習で作ってもあんまり甘いの食べれないから…デン、代わりに食べてくれない？』
デンジ「…A、あんがとな。お前に会ってから腹減って眠れねぇ事が無くなったし、ポチタも喜んでる！み〜んなAのおかげだぜ。センパイに振り向いて貰えるように頑張れよ！」
『うん！私、頑張るね！』
そして私は練習で作るたびデンに食べてアドバイスを貰い、最初よりはだいぶマシになったため、放課後、先輩を呼び出して渡す事にした。
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＿「は？俺お前みたいなブスに興味無いから。
それに俺こういう人の手作りマジで無理だから。ていうかこんな焦げてるの良く人にやろうと思うよな。引くわ〜…」
『あ…。は、はい…そうですよね…。ごめんなさい。』
私が一生懸命作ったカップケーキはあっけなく突き返され、地面に落ちてぐちゃぐちゃになってしまった。
『…フラレちゃった…』
＿私は気づいたら、私はデンの家の近くにまで来てしまっていた。…何してんだろう私。デンになんて恥ずかしくて合わせる顔なんてないのに…。
勝手に一人で舞い上がっちゃった。
『…こうなりゃもうヤケだっ！ちょっと食べてみよ…』
と、ぐちゃぐちゃになってしまったカップケーキをかじった。…苦くてひどい味。
どんどん自分が惨めになっていった。
『…ぅうっ、ぐすっ…うわああああんっ』
涙が後から後から溢れてくる。もう、こんなカップケーキなんて捨ててしまおうと手を振り上げた。でも、
「な〜にやってンだよ」
その手は今一番合わせる顔のない奴に止められた。
『…デンジ…』
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レオレオコ - キル坊さん、教えてくれてありがとうございます。外せてますかね？ (2022年12月8日 19時) (
レス) id: 8e8d416846 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - オリ.フラ立ったまんまになってますよ〜！ (2022年12月8日 9時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レオレオコ | 作成日時：2022年11月29日 18時
