何故？ ページ10
島之内side
今日、転校生が来ると聞いた。
しかも自分のクラスに。
その転校生の名前と写真を見て、驚きを隠せなかった。
島｢千��、A…｣
一瞬夢かと思った位、驚いた。
それと同時に、歓喜が込み上げてくる。
…Aに会える。そう考えただけで米が何杯も食えそうな位だ。
緩む口元を隠しながら、Aが来るのを待った。
〜数十分後〜
｢えーと…ここか、職員室｣
嗚呼、やっと。
お前の声を聞く事が出来た。
島｢…千��Aか？｣
声を掛けると、驚いたのかビクッと肩を震わせたA。そんな所も愛いと思う。
｢あ、はい…｣
島｢俺は島之内厳流、お前のクラスの担任だ。よろしく頼む｣
｢よ、よろしくお願いします…｣
島｢クラスに案内するから、ついてきてくれ｣
｢はい｣
…久しぶりに会ったせいで、Aへの感情が爆発した。
今まで一つ屋根の下で暮らしてきたものだから、あそこから追い出されて酒呑童子様の所へ行った時は、気が狂いそうで仕方が無かった。
ちらりとAを見ると、何かを考えているようだった。
少し気になり、声を掛けることにした。
島｢…A？｣
｢あ、はい。なんですk…!?｣
Aの言葉が途切れ、同時に辺りにおぞましい程の妖気が漂い始める。
そして今、俺の目の前にいるのは…
島｢…何故、お前が…｣
？｢さあ…？何ででしょう？｣
目の前のAの目を手で塞ぐ｢女｣。
島｢夜露…何故…｣
夜｢御生憎様、今の私は｢夜露｣じゃあないよ？｣
そのまま言葉を続けた夜露だった女。
夜｢…私は夜見。だから夜露じゃない｣
夜見と名乗った夜露だった女。
…どうして、こいつが…
島｢お前は、もう…｣
夜｢そう、私はもう死んでるね。でも、この世界の掟だと死んだら妖怪になるみたいだねー｣
平然と話す夜見。
島｢何故Aに憑いている…｣
夜｢そりゃあ私はAの姉だし。可愛い弟をほっとけるわけないじゃん｣
それもあるけど、と夜見は続ける。
夜｢君みたいな裏切り者を寄せ付けないためだよ、洞潔｣
俺が…裏切り者だと？
夜｢敵側に行ったような君を、Aの傍に置いておいたら何があるか分からないからねぇ。それに、君の主も警戒してるからね｣
島｢…酒呑童子様を…？｣
夜｢…あの子は優しすぎた。だから色んな妖怪に狙われるんだよ。酒呑童子もその1人さ｣
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
