続き ページ35
｢そ、その…怒ってないのか…？｣
朱雀は目を見開いたが、すぐにふっと笑った。
朱｢案ずるな。いきなり我達のような者が土足で入ってくれば、誰だってあの様な反応をするだろう。我は気にしておらぬし、他の者達も気にしてはおらぬ｣ﾆｺｯ
｢…そうか…｣
少しの不安が残るが、それを見透かした朱雀に｢不安がらずとも良いぞ？｣と言われてしまった…
朱｢それより、その花…ペチュニアがもうすぐ枯れると言ったが…｣
話しながら朱雀が俺の隣にしゃがみこむ。
｢…ああ、ペチュニアは冬越しが難しいんだよ。もうすぐ冬になるから、枯れると思ってな｣
朱｢成程…Aは、花が好きなのか？｣
｢…動植物は好きだよ。人と違って裏切らないからな…｣
朱｢…何か、あったのか？｣
｢…秘密だ｣
朱｢そうか…｣
｢…なんだ、深くは聞かないんだな｣
朱｢誰にだって聞かれたくない秘密の1つや2つある。無理に追求しても仕方がない｣
｢そうか…朱雀は優しいんだな…｣ﾆｯ
朱｢！！？？///｣
…なんか朱雀が真っ赤に…
｢？どうした…？もしかしていやだったか…？｣
朱｢なっ…そんな訳ないだろう！///｣
…ならいいんだが。
夜｢ありゃ〜、お取り込み中悪いんだけど〜｣
｢！姉さん！｣
夜｢うふふ、朱雀と仲良くなれたんだね。良かった良かった｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
｢えへへ…｣
夜/朱｢ん"ん"ん"ん"…(尊い…)｣
｢ど、どうした？姉さん…｣
夜｢なんでもないよー！｣
朱｢…それで、何か用か｣
夜｢あ、そうだった。このあと用事が出来たから、朱雀借りるね？｣
朱｢は？｣
｢そっか…もうちょっと一緒にいたかったな…(´・ω・｀)｣
夜｢ご、ごめんね…その代わり不動明王とか玄武とかいるから…｣
｢…うん。えっと…｣
朱雀の方を向き直る。
｢…行ってらっしゃい｣
朱｢ﾌﾞｼｭｯ(鼻血)｢朱雀！？｣夜｢…Aに毒されすぎだよ、朱雀…分かんなくもないけどね｣
その後姉さんと朱雀は行ってしまった。
…朱雀、大丈夫だったのかな…
夜｢Aと仲良くなったっぽいね〜｣
どこか気の抜けた声色で、我に言う。
朱｢…そうだな、夜露が言っていたことも理解ができる…｣
夜｢でしょ〜？多分他の奴らもAにベタ惚れしちゃうんじゃないかな〜？｣
そう笑いながら話す夜露。
だが、それは我にとって都合の悪い事だ。
…しかし、敵は剣舞魔神だけではない。
今目の前で笑う、こいつが一番の敵だ。
夜｢…ふふ、渡さないよ｣
そう言って笑みを深めた夜露。
その笑みは、狂気を孕んでいた。
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クランドール・ブラッディ - ヤンデレ来て欲しいです！お忙しい中ありがとうございます！ (2021年5月4日 22時) (
レス) id: fad690bd23 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！ヤンデレは正義と思ってるのでもっと頑張ろうと思います！ (2019年4月22日 13時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
まらそ - ヤンデレは読んでて怖楽しい！(？)これからもお忙しいかもしれませんが、頑張ってください。 (2019年4月22日 13時) (レス) id: 16a78ad417 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶黒狐@(プロフ) - ありがとうございます！はわわ…すっごい嬉しいです…！！ (2019年3月30日 8時) (レス) id: 82343ea2fc (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - 最高にいい作品だと思います！続き楽しみにしてます (2019年3月30日 3時) (レス) id: 38976ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡蝶黒狐@ | 作成日時：2019年1月14日 23時
