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「「「かんぱーーい！」」」
ジョッキを片手に三人でカチン、と鳴らし一気に口に流し込んだ。
初日で気張ってたせいか、この一口がいつもより美味しく感じる。
中村「ちゃかの部署どんな？」
宮近「んー、まだわかんね」
松倉「まぁ初日だしな〜」
俺は企画開発部で、二人は営業部に配属。
みんな希望の部署で、これから頑張ろう、なんてもう一度ジョッキを鳴らした。
中村「そういや、同じ部署に仲良くなった子がいるんだけどさ、」
注文した物が次々とテーブルに並べられる中、
ふと思い出したように海人が話始めた。
宮近「うん、」
中村「今度違う部署の同期の子も一緒に同期会しよってなったんだけどちゃかも参加しね？」
同期会か…良いかも………、なんて考えてたけど、松倉の言葉を聞いて躊躇した。
松倉「因みに女の子だからね、」
宮近「それ俺があんま得意じゃないやつじゃん」
中村「まぁそうなんだけどね」
宮近「あー………今回は遠慮しとくわ」
松倉「そんな俺も得意ではないんだけどね」
宮近「ほんとだよ笑」
誘ってくれたのにごめん、と一言だけ詫びて、
また三人で他愛のない話に花を咲かせた。
.
あれから2時間程経ち、
良い感じにアルコールが回ってきた。
松倉だけはちょっと潰れかけてるけど。
宮近「…すいません、お水一つ下さい。」
「かしこまりました、少々お待ち下さい。」
中村「ま、つ、く、らー、大丈夫かー？」
机に突っ伏した状態の松倉に海人が問い掛けるけど返答は無く。
宮近「…ほら、水飲め」
半ば強引に松倉の身体を起こし、グラスを口に近付ける。
ゴクゴクと一気に水を飲み干し、
トイレ、と一言だけ発して、松倉はフラフラと御手洗に向かって行った。
中村「ちょっと心配だし一緒に行ってくるわ、」
宮近「おー、よろしく」
少しスッキリしたのか、先程よりはマシな足取りで戻ってきた松倉。
宮近「そろそろお開きにするか、」
松倉は海人に肩を借りながら、俺たちは店を後にした。
中村「じゃあ、俺こいつと家近いし送ってくからここで」
宮近「あぁ、またな！松倉もお大事に笑」
ちゃかばいばーい、なんて言葉を背に俺も帰路についた。
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━━ 作者より ━━
はい、大体こんな感じのメンバーで進めたいと思います！
そして早速お気に入り、評価ありがとうございます！
それではまた次回の更新で。
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作者名：れおな | 作成日時：2020年12月10日 6時
