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《46》 ページ47

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─── コンコン

部屋に戻って来てから少しして、突然ドアをノックする音がした。



失礼します、その言葉と共に入って来たのは先程まで話していた元太くんで。



松田「A先輩、さっきぶりです!
…これ良かったら皆さんで!俺の奢りなんで!」


そう言って、元太くんは大盛りのフライドポテトを机に置いた。




美咲「誰!?Aの知り合い?」


『大学の後輩なの』


松田「松田元太って言います!」

いつもの人懐っこい笑顔で自己紹介。



美咲「え、めっちゃ可愛い…!」


キラキラした目で元太くんを見る美咲の横であたふたする松倉くん。




中村「おい美咲、松倉が可哀想」


松倉「可哀想って…もっと違う言い方無かったのかよ!」


中村「ねーよ」


美咲「ごめん松倉。松倉が一番可愛いからね」


松倉「お、おう……」



可愛いカップルをニコニコと眺めた後、机を挟んで私の前に立った元太くん。


松田「A先輩、連絡先変わってないんで、また今度俺と遊びましょ!」


『あ、うん!また連絡するね』


"はい!"と満面の笑みで返事をした後、手を振りながら元太くんは部屋を出て行った。




中村「ちゃかの言ってた意味何となく分かったわ」


宮近「やっぱそうだよな」


私を挟んで交わされる二人の会話。

何の事か私にはさっぱりで。



"何の話?"なんて二人に聞いても


宮近「Aが鈍いねって話」

中村「本当にね、」


そう言ってちゃんとした返事は貰えなかった。




元太くんといい、海斗くん、うみくんまで。

何で皆に鈍いって言われるの!?


空気が読めない程では無いはずだし。


あまり心当たりは無い。




宮近「大丈夫、それでも別にいいよ
俺達も頑張るだけだし……な?海人、」


中村「おう!……って俺はもう頑張ったんだけど笑」


『ねぇ本当に何の話……!?』


結構真面目に聞いてるのに……

隣を交互に見ても、二人共笑うだけ。


うみくんなんか、いつもの独特な大きな笑いが混ざり始めてて。



2曲目を歌い始めてた松倉くんはびっくりして音楽と歌詞がズレてしまってた。






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── 作者より ──


沢山のお気に入り登録ありがとうございます!

最近はあまり更新出来ず申し訳ありません……

当分頻繁には更新するのが難しそうですが、時間を見つけて更新していきたいと思います!



ページの都合上、そろそろ移行となりますので、その時はまた宜しくお願い致します。



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作者名:れおな | 作成日時:2020年12月10日 6時

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