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《3》 ページ4

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『……あ、あの!』


ん?、なんて山田主任はこちらを向いた。





『お二人はお知り合い、ですか?』


山田「あ、そう!
宮近の兄と同級生でさ、そこにコイツもくっ付いて来てたりして」


宮近「……そういえば、兄ちゃんが涼介によろしくって言ってた、…ました。」


山田「いや、日本語おかしいから笑」


宮近「会社では敬語で喋る、……です。」


山田「おー、頑張れ笑」




……何か二人の世界?







.








.





初日から新人に出来る事はあまり無く、
企画開発部での仕事内容、会社の設備や備品等の管理、日常で必要になるであろう事を教えてもらった。


川島「明日からは企画開発部で必要になる事をもう少し掘り下げて教えていくから。
二人共、一緒に頑張ろうね!」


『は、はい…!今日は一日ありがとうございました!』


宮近「ありがとうございました。」



一日中、新人指導に付き合って下さった川島如恵留先輩。


一つ一つ説明が丁寧でわかりやすかった。




山田主任に続き、川島先輩もとても綺麗な顔立ち。

おまけに某有名大学出身だとか……


なのに全然鼻にかけてなくて、とても気さくで優しい。





川島「……ん?Aさんどうかした?」


え!?……はっ!


川島先輩の綺麗な横顔につい見惚れてしまっていた。



『い、いえ!すみません!
川島先輩のお顔がとても綺麗だったので……』



川島「え、え、!?なに急に!?
そんな事言われたら照れるんだけど!笑」



思ってた事をバカ正直にそのまま伝えてしまった。

絶対変な人って思われてるよね…!?


『あ、その、違くて……いや、違わないんですけど、その……』


何となく気まずくて、一人でテンパってしまう。


川島「Aさん面白いね笑

…あ、俺の事は如恵留先輩とか、のえさんで良いよ
ほとんどそう呼んでるし」


いきなりそんな呼び方して良いのかな…、なんて思うけど、
私の言葉を待つように川島先輩は目の前で首を傾げる。


『の、のの…の、える…先輩』


川島「いや、"の"多過ぎ笑」



む、むり!


笑顔が眩しい……!





川島先輩改め、如恵留先輩と呼ぶ事にした。



早速コミュ障を発揮してしまったけど、
如恵留先輩が笑ってくれたからまぁいっか。






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━━━━━


作者の戯言です←

まだ宮近くんをあまり出せていない…
メインのはずなのに申し訳ありません!


ちょっとずつフラグ立てつつ、回収していきますのでお待ち下さい!



*

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作者名:れおな | 作成日時:2020年12月10日 6時

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