58回表 ページ17
「ねぇねぇ、うちの野球部って凄いんでしょ？」
クラスの子からそう言われ思わず吃って返事をしてしまったのは私の悪い癖だ
「う、うん！すごい先輩達沢山いるよ」
「でも春乃、よくマネージャーになったよね、夏とかキツイって聞くし」
「それでも私なりに皆さんを少しでも支えられればって思って！…まだまだドジしてばっかりで先輩に迷惑かけっぱなしなんだけどね」
トホホ、と今日の朝練もボールの入った籠を盛大にひっくり返してしまったことを思い出した
「この間皆で練習見に行ったんだけど、イケメンの先輩いるよね！ほら、キャッチャーの！」
「キャッチャー…御幸先輩？」
「ああ、見た見た！でも私はキャプテンの結城先輩推しだな〜」
「そ、それで言ったらさ、沢村くんも中々…」
「えー、そう？やっぱ御幸先輩が一番かっこいいよ」
そんな風に様々な事を言われるが、私の中での御幸先輩はいつもあのかっこいい先輩とセットなのでなんとも言えない気持ちになった、そんな時だった
「あ、春乃みーっけ」
凛とした中にも悪戯っぽさを含んだそれに私とクラスメイトは声のする方を向いた
「A先輩！」
「あ〜、春乃って吉川の事だったのか」
「もうちょっと周りに興味持とうよ、一也」
「苗字覚えてんだし及第点じゃね？」
「何でもかんでも甘やかすと思うな、大事なマネ様だよ」
わ、御幸先輩も一緒だった！
この二人が別行動をしている方が珍しいか、と一人で納得していると、クラスメイトは先程噂していた憧れの先輩が急に目の前に現れた事にドギマギしていた
「なにか御用ですか？」
「そー、ちょうど移動教室でこっち来るから梅ちゃんに頼まれてた明日の予定表渡しとこうと思って」
「A先輩がわざわざ！？ありがとうございます！」
「いーって、マネージャーにはいつもお世話になってるし、春乃にはこれからもガンガン支えてもらうから」
そう言ってニッ、と笑って私の頭を撫でるA先輩は同性の私から見てもとても可愛くてかっこよくて思わず顔を赤くしてしまった(周りの子も同じ顔をしていた)
するとA先輩の隣に居た御幸先輩からジトッと言う目線を送られていることに気が付き思わず背筋が伸びた
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とらお(プロフ) - ジョゼフィーヌさん» この度はコメントありがとうございます！ダイヤ、残り2話…衝撃でした…。でもまだactIIIを信じてます！！でもそのおかげで出会ってくれたのは感謝しかないですね、凄く褒めていただけて光栄です！自己満作品ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 18時) (
レス) id: 9196c41cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ジョゼフィーヌ(プロフ) - ダイヤのA最終回まで残り2話と聞いて何か面白い夢小説ないかなって思って探してたら、この作品に出会えて、凄く読み応えがあるし、続きも気になります！無理しない程度に更新頑張って下さい！楽しみに続きまってます！ (2022年10月12日 16時) (レス) @page27 id: 8e4a678c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とらお | 作成日時：2022年9月25日 14時
