気づく4人と遁逃。 ページ43
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治side
「おつ〜〜」
「おん。あれ、またお前ら2人か」
「(人1)しばらく弁当って言ってたじゃん」
「…」
角名と2人で食堂に行って、ツム達と合流する。
ツムは、今日も(人1)がいないことに、少しショックを受けてるみたいやった。
「…ねえ、最近(人1)、おかしいと思わない？」
何気ない話して飯食っとる時、突然角名が口を開く。
いつもみたいにふざけた表情やなくて、真剣やった。
「…なんや角名、お前も思っとったんか」
「実は俺も、」
「…治は？」
「…おん。思っとった」
急に避けられ始めたこと。
それは誰もがおかしいと、なぜだと、疑問を抱いた。
「サム、なんかしたんちゃう？」
「してへんし。急にやねん、目も合わせんくなって」
「俺も避けられてるし。ていうか多分みんなだと思う」
「…そういえば、最近(人1)、やたら怪我とかしてる気するんやけど」
銀が、ハッとしたように言う。
そういえば、腕やら膝やらに、やたら絆創膏貼っとった。
「…転んだって言ってたけど」
「おん、なんや部屋散らかっとってすぐ躓いて転ぶとか…」
「でもそれ先週の話ちゃう？」
「…なあ、もしかして」
4人で顔を見合わせる。
思うことは、同じのようだった。
「でも、誰の？」
「いや知らん」
「侑のちゃう？」
「…俺の、かもしれん」
俺が口を開けば、角名は、あ〜…と記憶を辿っているようだった。
「あのツインテールの子か」
「多分…最近やたら声かけてくんねん」
「ならそいつで決まりやろ。さっさとお灸据えに行くで」
「…いや、証拠がないから無理」
角名は携帯を取り出す。
そして、
「証拠は確実に集めるから任せといて。それまでは…お願いね」
「…おん」
そうして、今に至る。
俺は(人1)の手首を掴み、教室の壁に押し付ける。
「なに、」
「…これ、なん？」
「転んだって、言って、」
「嘘」
俺の鋭い返答に、グッと下唇を噛む。
それでも、俺は続ける。
「なあお願い。嘘つくなや。ちゃんと言って？俺のせいでもあるやろ」
ポロポロと涙をこぼす(人1)。
拭ってやろうと手を伸ばせば、ハッとしてパシリと払われた。
「大丈夫、やねん…大丈夫やからッ…！！」
「あ、オイ！」
(人1)は力の緩んだ隙に、咄嗟に逃げていった。
「何が大丈夫やねん…あのアホ」
俺は教室の壁を殴った。
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亀さん - 完結おめでとうございます！治最高…………次回作も読ませていただきます！ (2020年4月2日 10時) (
レス) id: 99a2eebfea (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - やまうみ。さん» コメントありがとうございます！初期からのファン…！嬉しいです、私の作品読んでくださってありがとうございます(^ ^) なるほど…おじいさまの名言、必ずやどこかで使わせていただきます！もう少しで完成するので待っててくださいね〜（＾ν＾） (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - しぃらさん» コメントありがとうございます！ドSの治による荒治療はいかかでしたか？(^ ^) それはまずい！もう一度宮治の荒治療を受けることをお勧めします(無限ループ)← 死なないで〜…次回作もぜひ読んでくださいね！ (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ルナ・エイヴェルさん» コメントありがとうございます！過呼吸ぎみですけど大丈夫ですかッ(*_*) 結婚します(真顔)← ぜひぜひひっそりとニヤニヤ、キュンキュンしながら読んでください〜(^^) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！いえいえ！そう言ってもらえるだけで明日を生きる活力になるので大丈夫です← ぜひぜひ、次回作もよろしくお願いします〜(^^) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 932e8eeb07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月22日 23時
