梅雨と雷。 ページ9
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「フンフフーン♬今日のごっはんは何でしょな〜♬」
「プッ、何その歌。音痴だしリズム感ゼロなんだけどめっちゃウケる」
「ねえ倫太郎は煽らないと死ぬ病気か何かなの？病院オススメするけど？」
「安心してお前限定だから」
「真顔でピースやめろ」
6月になった。
兵庫も梅雨入りして、ここ数日はずっと雨の日が続いている。
まあバレーは室内だから部活に支障はないけどね！
でも雨のせいで頭は痛い。から早く帰ってご飯が食べたいなあ…
その気持ちが溢れて即興で歌作ったら倫太郎にバッチリ聞かれてた。不覚。
「(人1)、」
「ハイッ北さん！私はここにおりまする！」
「いやお前は忍者かーい！！」
「わーい今日も尾白さんのツッコミゲット！ノルマ達成！！」
尾白さんにピースかましてると北さんに睨まれた。やべ。
私は慌てて北さんに向き直る。
「何でしょうか！」
「ちょお部室にある備品のチェック頼みたいねんけど」
「ハイすみませんそれ元々私の仕事です、今すぐに行ってきますッ！」
「分かっとんならええねん。ドリンク終わってんのやろ？なら後は1年に頼んでおけばええよ」
「ハイ」
私は近くにいた1年の近藤くんにお願いして、体育館を後にした。
.
「う〜〜っ、雨酷いなあ…そのせいで、ちょっと暗いし」
部室の備品が入っている棚を漁りながらぶつぶつと呟く。
ちなみに部室は北さんがいつも綺麗に掃除してるからめちゃくちゃ綺麗だ。
あれ？私いる意味あるのかな？←
「やだ、テーピング残り少ない…北さんもしかして分かってたのかな？こわ、」
備品の有無をチェックしていく。
外は雨脚が強くなってきて、遠くで雷が鳴っているのも聞こえる。
「今日天気悪いなあ…風もちょっと強いよね。
もしかしたらもうそろそろ部活切り上げかなあ…」
誰もいない部室に私の声が響く。
少し、怖かったのだ。
「さっさと書いてみんなのとこ戻ろ…」
そう思って机に視線を戻した時、
ピカッ
ドカンッ！！！！！！
「ひぇっ…」
すぐ近くで雷が落ちて、
いつも聞いてるゴロゴロ…って感じじゃない、すごい音が響き渡る。
＿＿＿＿プツンッ
「え、」
そして、電気が消えた。
停電。部屋が真っ暗になる。
バクバク、心拍数が早くなる。
「ど、うしよ、っ」
私はその場に座り込んだ。
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あやね - 「離れ離れの1年ちょっと。」のところの角名君の出身地は、愛知県です！！ (2022年11月2日 18時) (
レス) @page4 id: 04b5e98dd0 (このIDを非表示/違反報告)
すなりんん - 涙が勝手に溢れてきましたごめんなさい「？」 (2020年4月22日 1時) (レス) id: 22d4d41058 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - え、好きです (2020年3月24日 10時) (レス) id: c01d9ddcd5 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 再び失礼いたします。完結おめでとうございます！！！！角名はやっぱ色気の塊ですね！えっrrr((素敵な推しをありがとうございました！治も楽しみにしております。がんばってください！！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: a9c340b6bb (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - 完結おめでとうございます!!!やっっっっと結婚しましたね!!!←角名くんすきぃ……次回作も読みます!!!佐久早好きなの分かりすぎて泣…………サム楽しみにしてます!!! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月8日 1時
