魅惑の生足。 ページ20
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角名side
すうすう。
規則正しいリズムを刻みながら寝息をたてる(人1)。
「ちょっと銀島。どういうことコレ」
「いや、眠たくなった言うて、最初は床で寝とってん。
でも気づいたらベッドの上におったんよ。俺ずっと教科書見とって(人1)が移動してたの知らんかったわ」
「このバカ女が…」
すると、今までゲームをしていた双子がベッドにいる(人1)に近づく。
「(人1)、寝てしもうたんや」
「寝顔かわええなぁ。赤ちゃんみたいや」
「ツンツンしたろ。(人1)〜。起きんと襲われるで〜」
「ツム変態か」
ぎゅっと、赤ちゃんみたいに縮こまる(人1)。
それで、みんなの視線は、足。
「なあ、ショートパンツから見える足っていいなあ」
「ホンマ変態やな…まあ分からんくもないけど」
「お前も変態やんか」
「男ならみんなそう思うことに気づいた」
漂う危険なかおり。
まずい。とっさにタオルケットを(人1)の腰の位置までかける。
「何すんねん角名！」
「ロマンが！」
「変な目で見るなら帰れガチで！」
「え〜？どうせ角名もそういう目で見とったんやろ？」
「み、てないし…」
語尾が小さくなる。
きっと侑は気づいている。
…ちょっとだけ、ショートパンツから見える白い足にごくりと唾を飲んでしまったことに。
まあどっちみちこの状況はまずい。
俺は(人1)を起こす決断をした。
「(人1)、起きろって。お前ガチで危ないよ」
「んふ、んぅ…」
「あー可愛ええなあ…もう」
「お触り禁止！！」
侑が(人1)に伸ばした手をはたく。
油断も隙もねえなコイツ。
〜〜〜♬
「誰？」
「俺や。もしもし？」
治の携帯が鳴って、
しばらくしたのち、侑の顔を見る。
「オカンからやったわ。なんや頼み事あるから帰って来いって」
「えっ、もう？」
「結局お前ら勉強一つもせえへんかったな…」
「本当に」
いやや、まだ(人1)の寝顔見たるねん！と騒ぐ侑の背中を治が押す。
「俺も帰るわ。ホンマありがとな角名」
「ん。お返し待ってるから」
「おー。楽しみにしときや」
3人が同時に帰り、パタンとドアが閉まる。
急に静かになる部屋。
「すうすう…」
「あーもうめんどくさ…」
なんだか俺も眠たくなってきた。コイツのせいか。
ひとつ欠伸をして、目を閉じた。
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あやね - 「離れ離れの1年ちょっと。」のところの角名君の出身地は、愛知県です！！ (2022年11月2日 18時) (
レス) @page4 id: 04b5e98dd0 (このIDを非表示/違反報告)
すなりんん - 涙が勝手に溢れてきましたごめんなさい「？」 (2020年4月22日 1時) (レス) id: 22d4d41058 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - え、好きです (2020年3月24日 10時) (レス) id: c01d9ddcd5 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 再び失礼いたします。完結おめでとうございます！！！！角名はやっぱ色気の塊ですね！えっrrr((素敵な推しをありがとうございました！治も楽しみにしております。がんばってください！！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: a9c340b6bb (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - 完結おめでとうございます!!!やっっっっと結婚しましたね!!!←角名くんすきぃ……次回作も読みます!!!佐久早好きなの分かりすぎて泣…………サム楽しみにしてます!!! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月8日 1時
