角名さんにお願いだ。 ページ17
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「銀島くーん、ちょっといい？」
「ええよ、どうした？」
あの後、カツアゲ現場から逃げてきて←
私は2年2組に足を運んだ。
銀島くんの前の席には侑がいて、
飴舐めながら月バリ読んでた。
「期末テスト近いじゃん、勉強教えて欲しくて」
「え、角名に頼めばええやんか」
「侑に聞いてないし。てか嫌だから銀島くんに言ってんの。
ね、お願い出来ないかな？」
銀島くんは私の言葉に目を泳がせた後、
バツが悪そうに私を見て口を開いた。
「俺、勉強できることはできるけど、人に教えるの下手くそやねん…
あと、教えられるほど頭ええわけでもないし…」
それに数学苦手で前赤点とってもうたから、今度角名に見てもらうねん。
ごめんな、って笑う銀島くんを責める理由なんてなかった。
「あーどうしようかなー」
「角名に頼めばええよ。俺も一緒に行ったるから」
「神様…！」
「大袈裟やな〜」
ほなら行こうか、って立ち上がる銀島くん。
ふ、と思う。
「侑は勉強しなくていいの？北さんが放課後部活で双子にも話するって言ってたよ」
「ええねん。俺は前日に本気出すタイプやから」
「一夜漬けか〜…」
「無理だと思うけどね」
ヒラヒラと手を振る侑に背を向けて教室を出る。
そして、隣のクラスってか自分のクラスへ。
「りんたろ、」
「あ？なに、」
「勉強、おしえ、」
「やーだ。お前は一生バカでいな」
ふふんと勝ち誇る倫太郎。
これだから嫌だったんだよ…
「ええやんか、俺には教えて(人1)には教えんとか意地悪か」
「だってコイツバカだもん。結末見えるわ」
「うぅ、じゃあ、チューペット、あげるから…
それじゃあダメ？」
ひゅ、と倫太郎の、息を飲む音が聞こえた。
そして、眉間にシワ。
「(これは迷ってるな…もう一押しだ)」
「いくつ？教えてくれるならいくらでもいいよ」
「…じゃあ10で」
「前も思ったけどめっちゃ食べるよね腹壊すよ」
「いちゃもんつけたら教えないけど」
「はいはいごめんなさいね」
こうして赤点回避に向けた指導が確定した。←
「俺絶対優しくしないからね特に(人1)は絶対に」
「2回も絶対言われなくても分かってるし！望むところ！」
＊最近書いてる途中に寝落ちして、そして寝ぼけながらまた書いてるので誤字脱字あるかもです見つけたら教えてください…仕事疲れです(°_°)
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あやね - 「離れ離れの1年ちょっと。」のところの角名君の出身地は、愛知県です！！ (2022年11月2日 18時) (
レス) @page4 id: 04b5e98dd0 (このIDを非表示/違反報告)
すなりんん - 涙が勝手に溢れてきましたごめんなさい「？」 (2020年4月22日 1時) (レス) id: 22d4d41058 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - え、好きです (2020年3月24日 10時) (レス) id: c01d9ddcd5 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 再び失礼いたします。完結おめでとうございます！！！！角名はやっぱ色気の塊ですね！えっrrr((素敵な推しをありがとうございました！治も楽しみにしております。がんばってください！！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: a9c340b6bb (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - 完結おめでとうございます!!!やっっっっと結婚しましたね!!!←角名くんすきぃ……次回作も読みます!!!佐久早好きなの分かりすぎて泣…………サム楽しみにしてます!!! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月8日 1時
