大耳さんのお願い。 ページ13
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雷騒動から3日。
私と倫太郎は、またいつもの感じに戻っていた。
「砕け散れ！」
「残念でした〜。そんな攻撃簡単に避けれるから」
「クソ体幹オバケ野郎！クソ！」
「(人1)めっちゃ口悪くなってんで」
まるであの時の優しさが夢幻だったように、
倫太郎は意地悪しかしてこない。
「三井原、部活の先輩呼んでるで〜」
「はーい…え、大耳さん！？」
「大耳さん！？」
バタバタと私と倫太郎が教室の扉に駆け寄る。
治はおにぎり片手にのんびり後ろから来た。
「大耳さんこんにちは♡お昼ご飯のお誘いですか？もちろんOKです」
「は？絶対ちげーから。大耳さんはお前みたいなちんちくりんとなんて食べたくないから」
「うっさいな。だいたい呼ばれたの私だしなんでアンタがついてくるの！」
「いやもう(大好きな)部活の先輩が教室きたらこうなるでしょ」
火花を散らす私達を目の前にして、
大耳さんは少し困って、まあまあとなだめる。
可愛い。←
「それで、用件はどんなものでしょうか」
「これなんやけど。この前調べてくれた備品の有無」
「ああ、結局残りちょっと調べれなかったんですけど…」
「ええよ。後から信介が調べとってん。なんやドリンクの粉も残り少ないらしくて。
これ、日曜日に買いに行ってくれんかってメモや。信介、部長会議で今おらんねん」
まあホンマは放課後渡しても良かったんやけどな〜。お前らの顔見るついでや。
そう言って微笑む大耳さんのなんと尊いことか。
「生きてて良かった…」
「珍しく意気投合するね、俺も」
「？よう分からんけどコレ、頼むわ」
「全力で行かせていただきますッ！」
私は賞状みたいに大耳さんから両手で紙を受け取る。
そして、倫太郎を見てふと思い出したように口を開いた。
「結構な量やから1人で行かんときや」
「ええ…私結構力持ちですよ？」
「信介が言うとってん。
…角名、お前がついていって欲しいんや」
「え、」
途端に倫太郎の顔が変になる。
嫌と言いたいけど大好きな先輩の手前言いにくいって感じだ。
「双子と銀はちょっと不安やし…俺はお前が相応しいと思ってん、角名。どうや？」
「大耳さんが言うなら」
「即答か」
こうして私と倫太郎は、
日曜日に買い物に行くことになってしまったのだった。
不安しかない。
…そういえばいつの間にか治が消えてた。←
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あやね - 「離れ離れの1年ちょっと。」のところの角名君の出身地は、愛知県です！！ (2022年11月2日 18時) (
レス) @page4 id: 04b5e98dd0 (このIDを非表示/違反報告)
すなりんん - 涙が勝手に溢れてきましたごめんなさい「？」 (2020年4月22日 1時) (レス) id: 22d4d41058 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - え、好きです (2020年3月24日 10時) (レス) id: c01d9ddcd5 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 再び失礼いたします。完結おめでとうございます！！！！角名はやっぱ色気の塊ですね！えっrrr((素敵な推しをありがとうございました！治も楽しみにしております。がんばってください！！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: a9c340b6bb (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - 完結おめでとうございます!!!やっっっっと結婚しましたね!!!←角名くんすきぃ……次回作も読みます!!!佐久早好きなの分かりすぎて泣…………サム楽しみにしてます!!! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるか
| 作成日時：2020年3月8日 1時
