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凪とAは残りの仕事を終え、Aが絵心に話があると言うと、凪は「待ってる」と廊下でゲームをしながら待機した。
Aは絵心に
明日の練習はオフにする提案を持ちかけるため、絵心のもとを訪ねた。
絵心「あー、いいよー」
『えっ?いいんですか?』
絵心「Aちゃんの言うことだしー」
アンリ「選手達のことをよく見ての最善の提案だからオッケーなんだと思います。Aちゃん、いつもよく見てるしね♪」
絵心と一緒にいたアンリも会話に加わり、
明日のオフの承諾を得たAは、ホッとして部屋から出た。
『おまたせ凪くん』
凪「思ったより早い」
『うん、スムーズに終わった。
で、凪くん。私も部屋に戻るけど、凪くんも寝る気になった?』
Aからの問いに、凪は少し悩んでからAに問いかけ返した。
凪「まだ一緒にいたいんだけど、一緒に寝るのはダメ?」
凪は少し視線を逸らした。
Aはぽかんと口を開けた後、にっこり笑った。
『いいよ、そんなに言うなんて、なにかあったんでしょ?
私の部屋のベッド小さいからなあ…』
Aは手に持っていたタブレットをなにやら操作する。
『選手達が二次選考の時使ってた部屋でもう使ってない空き部屋があるから、そこにしよっか。ベッドも3つとかあるし』
行こー!とAは歩き出した。
凪は思ってたのとちょっと違う展開に口をバツにして拗ねた顔をしながらAの後ろをついて行った。
空き部屋となった部屋は今は予約制で使えるようにしているらしく、先ほどAがタブレットを使い予約したことで、使えるようにしたらしい。
Aと凪は予約した部屋に入る。
見覚えのある、単独のベッドと二段ベッド。
『そういえば二次の時凪くん達の部屋で寝たなあ…二段ベッドの下の段で寝させてもらって、凪くんと潔くんが上の段でギュウギュウになってたよね』
Aは寝落ちして凪に運ばれた時のことを思い出し、クスリと笑った。
『今日はどのベッドにする?凪くんはこの単独ベッドかな?
あの時は馬狼くんに取られたって怒ってたもんね』
そう言ってAは「私はまた二段ベッドの下にしようかな」と、二段ベッドの方へ向かった。
凪「待って」
『わっ』
凪はAの肩を掴み、後ろから抱きしめた。
凪『ベッドも一緒で寝よ』
凪はAの耳元に口を寄せ、囁いた。

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pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時