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『2人はどこのチームにするか決めたの?』
潔「おう、さっきやっと決断したって感じだけど」
玲王「俺もたった今って感じ」
『そっかそっか』
2人の活き活きとした顔を見て、Aはホッとする。
玲王「Aだったらどこのチームに入る?」
『うーん、まあ雪宮くんと凪くんのところ』
潔「決断はや!」
『いちばん平和だし』
潔「何を見てきたんだよ…こえぇ」
Aの言葉に不安そうな顔をする潔を見る限り、
潔はそのチーム以外を希望しているのだろう。
『でも、自分の居心地がいいところ=能力が発揮できるではないと思う。
そのチームに自分の能力が必要かどうか、チームの欠けたピースになれるかどうかで決まるんじゃないかな』
潔「なるほど…」
『自分が一緒にやりたい人を選ぶのも、なんだかんだその直感が当たっているのかもしれないし…
烏くんと乙夜くんのところは、潔くんとか全く知らないから選びにくいよね。そう考えたら、結局直感な感じもするけど!」
潔「そうなんだよな〜そこ2人は知らないから選択肢にはなかなか入れられなくて…」
『でも潔くんなら、どのチームでも能力さえ開花すればやっていけるんじゃないかな。
でも、制限時間があるから、やっぱり知ってる人のチームの方が立ち回り方を早く見つけられるかもしれないよね…
…って、なんか決断揺るがしちゃってたらごめん!!!』
潔「いや逆。まだほんの少しあった迷いがスッキリした。ありがとな!」
『よかった…』
玲王「……」
玲王は難しい顔をして話を聞いていた。
潔より玲王の方が、今回の決断は迷うところなのかもしれない。
『大丈夫だよ』
Aは玲王の頭を優しく撫でた。
『どれを選んでも、玲王くんは間違ってない。』
潔「そうだよ、玲王は器用だからどのチームのピースにだってなれるって!」
潔まで玲王の頭を撫で始め、
玲王は「2人して頭撫でるのやめろっ!」と照れていた。
玲王「ありがとな、潔もAも」
潔「れ、玲王にお礼言われた…」
玲王「俺をなんだと思ってんだよ」
潔・A「『メンヘラ』」
『歯ブラシいる?』
玲王「もういらねえよ!」

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pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時