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キスされたところから熱を帯びるのを感じる。

『れ、おくん…っ!』

玲王「俺の宝物は、もう凪だけじゃねえってこと♪ 」

玲王は受け取ったタオルを、自分では使わずAの顔を隠すように頭にかぶせた。

玲王「顔の熱冷めるまでかぶっとけよ〜」

玲王はヒラヒラと手を振りコートへ戻っていく。

(なんっだ…!?あの余裕!本当に同い年!?
ていうか……白宝って何者だ!?)

Aは頭にかけられたタオルごと、頭を抱えた。

氷織 (うわ〜えらい積極的やなあ…)

その様子を遠くから見ていた氷織は
玲王に限らず、Aのまわりは距離が近い男たちが多いことに気がついた。

氷織「罪な子やなあ」

七星「ヒオリさん!どうしましたか?」

氷織「ううん。ごめんなぁ、続きやろか〜」



玲王 (一応凪とのこと探り入れたつもりだけど…反応微妙すぎてわかんねえな…Aも立場上選手達と何かあってもそう簡単に誰にでも口割らねえよな…凪本人に聞けばもしかしたらサラッと言ってくれそうだけど、今俺らそんな感じじゃねえし……つーか、今そんなこと考えてる場合じゃねえ。やることやんねーと
それに……)

玲王は先ほどの真っ赤になっていたAのことを思い出し、少し口角が上がった。

玲王「何事も可能性はゼロではないよな…!」

玲王はボールを手に取り、ぐっと手に力を入れた。


『あーやっと冷めた』

いつまでもタオルをかぶっているのはおかしいので、
その場から退場し廊下で熱を冷ました。

(今みんなは本当に大事な時期。絶対に邪魔しないように、メンタル面でも身体面でも傷がつかないようにしないと)

蜂楽「Aちゃーん!」

後ろから声がして振り返ると、廊下をぴょんぴょんと元気に歩いてくる蜂楽がいた。

『蜂楽くんどうしたの?』

蜂楽「俺たちは今日はおわり!夕飯食べたらそのあとは自主練だよー☆」

『選抜チームは練習終わったんだね。お疲れ様』

蜂楽「もうお腹ぺこぺこ〜」

『一緒に食堂行く?』

蜂楽「え!行きたーい!待ってて、すぐシャワー浴びてくるー!潔〜!」

潔「蜂楽はええよ…ったく、…あ」

『潔くんもお疲れ様』

潔「……」

潔は凪に聞いた話を思い出しフリーズした。

『潔くん?大丈夫?…ちょっと休んだほうがいいよ!』

パッとAは潔の手を取り座れるところへ連れて行こうとするも、握った手を逆に潔の方からさらにぎゅっと握られる。

潔「あんま隙が多いと…心配になる」

手を握ったまま潔はぽつりとAに伝えた。

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pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時

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