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ブルーロックに帰ってくると、Aの姿を見るなり凛がピクッと反応し、ズンズンと近寄ってきた。
凛「おい」
『"おい"じゃないでしょ』
凛「……おかえり」
『うん、ただいま〜』
凛「…糸師冴と会ったか?」
『まあうん、向こうの人達と顔合わせだったし』
凛「変なこと言われたりしてないだろうな…」
『ないない。あー凛ちゃんのほうが口悪いなーと思ったけど』
凛「…チッ」
『そういうとこ』
Aは「着替えてくる〜」と外向きの格好からいつものジャージに着替えに自室へ向かった。
『あ、冴くんにメッセージ送っておこ』
スマホを手に取り、先程教えてもらった連絡先にメッセージを送る。
"今日はありがとうございました!
お昼もご馳走様でした。ご一緒できて光栄です。
これからもどうぞよろしくお願いします!"
『よし』
それだけ送り、ポケットにスマホをしまって
いつもの業務へ戻った。
千切「よ、A。戻ったのか」
『お嬢お疲れ様〜!さっき戻りました!』
千切「凛のやつがすげーイライラしてて潔が必死に機嫌取りしてんだよw」
『そんなにお兄さんのこと嫌なのかな』
千切「まあそれもあるけど、あとは士道のことじゃん?」
『あ…』
凛と士道と朝食を食べたあの時…
あのあとすぐに士道は向こうへ引き抜かれて行った。
糸師冴に。
私すらそうなることを知らなくて、
あの楽しかった食事の時間、
士道のことをもっと知ろうとたくさん話したのに
士道はブルーロックから姿を消した。
『私も残念だから気持ちわかるな…』
千切「凛のどこが残念がってんだよ一緒にしてやんなwww」
『お嬢のお得意のヨシヨシしてあげれば?』
千切「俺まだ死にたくねー」
千切と別れ、別のコートを見に行く。
スタメンに選ばれたメンバーが練習しているコートとは別で、選ばれなかったメンバーが練習メニューをこなしていた。
氷織「あ、Aちゃんや〜」
七星「ほんとだー!Aさーん!」
みんな思ったより元気でAはホッとした。
氷織「Aちゃんいつもありがとうな〜、疲れてないん?」
氷織はAからタオルとドリンクを受け取りそう尋ねた。
『うん、気にしてくれてありがとう』
氷織「ええんよ〜」
氷織の優しい笑顔にAも自然と笑顔になり、
他のメンバーたちが「あそこだけなんか和やかな雰囲気流れてるぞ」と話していた。

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pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時