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潔「お前…」
凪「だって初めてだし。こういうの」
潔「…マジかぁ」
凪「潔も好きなの?」
潔「えっ!いや…うーーーん、難しいなあ…
…Aちゃんのことは好きだけど、まだそこまでは…」
凪「えー…潔はノーマークなんだけど」
潔「? どういうこと?」
凪「千切と玲王はAのこと好きでしょ?」
潔「……」
凪「……なに」
潔「お前ちゃんと周りの奴のこと見てんだな」
凪「どういうこと。失礼なこと言ってるんだよね?」
潔「確かにあの2人は…そんな感じするよな」
凪「めんどくさいの2人いてヤダな〜潔だけがよかった」
潔「失礼返ししてくんなよ」
凪「あと、凛」
潔「まあそうだな。…お前、だからさっきモテるだとか言ってたのか」
ピースが当てはまったように潔は納得した。
そんな話をしていても凪はいつもの顔なので、
ある意味ポーカーフェイスだなと潔は尊敬した。
凪「…サッカーも楽しくなって、忙しい。めんどくさい。両立できない。寝たい」
潔「お前なら両立はできるだろ天才…。そっか、お前今超楽しいじゃん」
凪「超?」
潔「だって、サッカーも恋愛もしてたら楽しいだろ?
片想いで追いかけてる時が一番楽しいって言うし」
凪「ふーん、潔はクリアしたら飽きるタイプってこと?釣った魚に餌やらないみたいな?Aに言おー」
潔「待て待て待ておいおいおい」
凪「て言うか俺恋愛してるの?」
潔「そうじゃねえの!?違ったの!?もう俺お前がわかんねえよ!」
凪「なんかいい雰囲気な気がしたからキスしたけど」
潔「は……?」
凪「あれ?潔固まった。大丈夫?」
潔「……とりあえず話は今度聞くけど…、とりあえず、とりあえず千切たちに言わないことだな。あいつらそれ知ったら火つくぞ間違いなく」
凪「いえすぼ〜す」
凪の発言に振り回されツッコミ疲れた潔は、ドッと体が重くなった。
潔「…キス、かぁ……」
潔はぼんやり1人でつぶやいた。

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pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時