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士道「じゃ、リンリンお邪魔しました〜♪」

散々Aと仲良く話してから、凛をからかうようにして席から離れていった士道は楽しそうだったが、
凛の方はもう手に握られていた箸が折れて、新しい箸を手にしていた。

『凛ちゃん怒ってる?』

凛「……別にお前には怒ってない」

『ならいいや』

けろっとしながら食事を続けるAを見て、凛はため息をつく。

『ごめんね、士道くんとばっかり話して。
士道くんのことはまだあんまり詳しく知らなくて…凛ちゃんのことは結構知ってるから』

凛「は…何を知ってんだよ」

『凛ちゃんのごはんのお供はわさび醤油のマグロでしょ?お茶漬けもよく食べてるから好きだよね?
ホラーが好きなのも知ってるし…あとは…』

凛「もういい。なんでそんな覚えてんのか知らねーけど」

『凛ちゃんのことよく観察してるから』

Aは両目を双眼鏡で覗くふりをして見せて笑うと、
凛はチラッとこちらを見て言った。

凛「…お前は、何が好きなんだ」

『え?私?』

凛「お前は知ってても、俺はお前のこと知らない」

『名前は知ってるよね?』

凛「前もその流れあっただろが」

『だって凛ちゃんいつまでも私のこと、お前お前で、こうでもしないと名前呼ばないじゃん』

凛「…恥じぃんだよ、」

『え!なに、かわいい!』

凛「ぶっ○すぞ」

凛は食事を終えると、Aの食べ終えていた食器も持って返却しに行った。

『凛ちゃん…!そんなスマートにそんなことできるの!?』

凛「あ"?ついでだ」

『お姉ちゃん感動なんだけど』

凛「またそれ言ってんのか……こんな姉がいたら…」

『姉がいたら?』

凛「…行くぞ」

『え!?終わり!?続き何!?』

凛「…」

『無視…!!!』

なんだかんだAに歩幅を合わせて並んで食堂を出て行った凛とAの姿を、同じく食堂から出ようと食器を片していた凪はじーっと見つめた。

潔「凪?どうした?」

凪「人生って難しいなあと思った」

潔「ほんとに今日のお前どうした?」

最後まで付き合ってあげていた潔は、
再び凪を心配した。

凪「まあ…ライバルが多い奴狙うのが悪いんだけど
あーこういうゲームあんまり好きじゃなーい」

さっさと食堂を出ていく凪の言葉に、潔は持ち前の頭をフル回転させた。

潔「…凪、マジか!?」

凪「なにが」

潔「お前っ、Aちゃんのこと好きとか?」

凪「……これが恋愛とかいうやつなの?」

凪の抜けた言葉に潔は空いた口が塞がらないのであった。

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pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時

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