64 ページ14
食堂へ向かう途中、見慣れた背中を見つけ、突撃する。
『おっはよ!』
凛「ヴッ…背後から突っ込んでくんな」
見慣れた背中とは凛のことで、
凛もこれから食堂へ行くようで、半端無理やり一緒に向かう。
凛「いつまでついてくんだ」
『一緒に食べよ!』
凛「チッ…勝手にしろ」
凛と一緒に食堂に入ってきた姿を、潔達が目にした。
潔「お、Aちゃん来たな」
蜂楽「凛ちゃんと一緒だ〜!」
先に食堂に1人で現れた凪に、
その後凛とやってきたA。
千切と玲王は、先程までの考えは考えすぎだったか、と頭の中で思った。
潔 (なんか凪のやつちょっと変じゃね…?)
食器を片した後、
潔だけが凪を気にして、1人で席で食べている凪の元へ行った。
潔「凪!なにぼーっとしてんの?」
凪「あ、潔」
潔「俺らの方で食べればよかったのに」
凪「えー…」
潔「えーって……まあ玲王いたからか?まだ和解してないんだっけ?」
凪「別に俺はそういうの気にしてない〜」
潔「大丈夫?なんか調子悪いとか?」
凪「え、なんで」
潔「なんか…なんかなんだけど、なんかいつもとちょっと様子が違う気がして」
凪「んー……今絶賛人生学習中だから」
潔「なんて?なにそれ?」
凪「今まで知らなかった感情とか出来事経験して学習してる」
潔「なるほど…体調が悪いわけじゃなくてよかったよ」
凪「潔優しいね、モテるでしょ」
潔「モテ…!?て、凪からそんなセリフ出るの珍しいな」
潔はなんだかんだ話しながら凪が食べ終わるまで一緒にいた。
一方で少し離れた席では違うグループが出来上がっていた。
凛「オイ…なんでこいつまでいるんだよ」
凛は正面に座った男を目でやってしまいそうなくらい怖い顔で睨みつけた。
士道「固いこと言うなよリンリン〜」
『3人で一緒に食べよ』
凛「メシが不味くなる」
『そんなこと言わないでさ〜』
凛とは逆に、士道はニヤニヤと楽しそうに凛を見つめた。
士道「Aちゃんと2人きりの飯邪魔されて怒ってんだ〜?」
凛「…は?(ドスの効いた声)」
凛は手に持っている箸を折ってしまいそうな雰囲気を醸し出している。
『士道くんなんか美味しそうなもの食べてるね』
士道「ごはんにはバター醤油に決まってんだよ、海苔で巻いたらマジ飛ぶって」
『へー私もやってみようかな』
楽しそうに話す士道とAを見て、凛はつまんなそうにムッとした。

379人がお気に入り

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pink(プロフ) - 凪咲さん» ありがとうございます!冴ちゃん短編集の方でたくさん登場させる予定です♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 優希さん» 冴ちゃんめっちゃくちゃ好きなので短編集の方でめちゃくちゃ登場すると思います…!♡ (12月27日 8時) (レス) id: 9490a78089 (このIDを非表示/違反報告)
凪咲 - めっちゃよかったです!!ありがとうございます!!今度は是非冴ちゃん書いてください!!待ってます! (12月25日 12時) (レス) @page40 id: d21e2e85d6 (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 凛ちゃんのサイドストーリーご馳走様です♥️糸師兄弟推しなんで、キュンです🙌冴ちゃんバージョンも読んでみたいです♥️ (12月23日 15時) (レス) @page40 id: b7884666f3 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - pinkさん» えっと何それ最高か、、、❓👼🏻更新された瞬間見に行きます😭🔥無理はせず!応援しております👼🏻🩶 (12月14日 10時) (レス) id: f1a0f71f2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:pink | 作成日時:2024年12月1日 0時