# ページ8
『「ご馳走様でした」』
さて、食器洗わなきゃ。
「手伝う」
『じゃあ、私が洗うから拭いてくれる?』
「分かった」
賢二郎は毎日家事を手伝ってくれる。
ツンツンしてるようで、実は優しい。
二人でやるとすぐ終わるもので、あっという間に終わった。
「……あれ、こんな鍵あったっけ?」
『鍵?……あ、管理人さんのじゃないかな』
「そういえばお昼来てたね」
『あとで返さなきゃいけないなぁ』
「ん、大事なものだろうしね、後で返しに行こ」
ガタガタ……
『……ん?なんか外から音しなかった?』
「……確かに、今日そんな風強くないのに」
『外見てみよっか』
「おう」
賢二郎と私は窓に近付き、カーテンを開けると……
窓の外には管理人さんが紐でぶら下がっていた
『……い、いやぁぁぁ!!』
私は驚きで腰が抜けてしまい、立つことが出来なかった。
その瞬間、管理人さんの目がかっと開いて
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
と叫んだ。
「か、管理人さん!!」
と賢二郎が窓を開けて助けようとすると
紐が切れて管理人さんは落ちていった。
……ここは、3階。
3階から、しかも頭から落ちて行ったら……
無事なはずがない。
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栗田ちゃん - めちゃめちゃ面白かったです!!更新待ってます! (2022年7月27日 13時) (レス) @page9 id: 160b3a4401 (このIDを非表示/違反報告)
カルテット - 面白かったです。続き楽しみにしてます! (2021年2月21日 16時) (レス) id: 6452396e63 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 億伊レンさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります(*´ω`*) (2019年6月3日 16時) (レス) id: 1171357104 (このIDを非表示/違反報告)
億伊レン(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください!!(*´∀`*) (2019年6月3日 16時) (レス) id: 7ab4003894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2019年6月3日 16時