あなたの番です。【HQ】

# ページ7

それから、まだ解いてなかったダンボールの中の小物とかの片付けをしていたら、もうに7時過ぎなっていた。


『あ、ご飯の支度しなきゃ！』


「ん？もう7時か……手伝う？」


『ううん、いいよ、大丈夫。』


「そっか、じゃあ俺小物の整理終わらせとく」


今日は何にしようかなぁ


もう7時だし、家にあるもので作ろう。


まあまずサラダは作るとして……


お肉とキャベツがあったし、回鍋肉にしようかな。


そう思い、早速作り始めた。


やっと作り終わると、時計の短針は8を指していた。


「賢二郎、ご飯できたよ」


『あ、分かった。』


『「いただきます」』


『……ん、美味しい。』


「ふふ、ありがとう」


賢二郎はいつも私のご飯を美味しいと言ってくれる。


そんなところも好きだなぁ、って毎回思っていたけど、同棲しても毎日言ってくれるかな？


私たちは、ご飯の時はテレビをつけないようにしている。


テレビをつけてても会話は弾むんだけど、でもこうやって何にも邪魔をされずに賢二郎と2人で話す時間が私の中ですごく好き。


「あ……そういえば、また出せなかったね、あれ」


「……うん、バタバタしててなかなか難しいね」


「もうそろそろ出しに行きたいな」


「……ね！」


賢二郎が言う、"あれ"とは、婚姻届の事だ。


……出さなきゃいけない、よね。

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