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「信長くんとAちゃんは、どう思われます？家康くんのこと」
「貴様、俺にどうしろと？あいつと戦えとでも？」
「それは…」
「言ったろ、俺は戦に興味がない」
「ではなぜ、信長くんは銀杏高校に来たのですか？家康くんが高校を支配しても良いと言うのですか？」
『みやちゃん、』
ちょっと言い過ぎかもと思ってみやちゃんを止めようとすると、信長の持っていたアイスが落ちた。
「是非に及ばず…」
「帰ります」
『待って、みやちゃん』
アイスか、徳川くんか。
みやちゃんは息をつくと、立ち上がった。
「Aちゃん、また明日」
『いいの、信長？』
弁明しようともしない信長を振り返ると、空を見上げて雲を眺めていた。
「お前はどこに向かう…」
何も言えなくなって、落ちたアイスをティッシュで拾った。
─────────────────────────
次の日学校へ行くと、教室中が旗印戦の話題で賑わっていた。
『何かあったの？』
「聞いてなかったのか？昨日、家康が明智に旗印を出した」
『そうなの？』
「うむ」
近くにいた毛利くんに聞くと、私たちが帰った後、徳川くんが明智くんを24時間以内に倒すという旗印を出したことを教えてくれた。
それも、今日の正午スタートで。
明智くんが徳川くんより喧嘩に強いとは思えなくて、眉を顰めてしまう。
「大丈夫だ、明智は勝つだろう」
『え？』
「明智に交渉されて、俺たちが明智を守ることになった」
明智くんは昨日、みんなに自分を隠してくれるよう交渉したらしい。
それも、一人ずつの特性を見てそれぞれ交渉の仕方まで変えて。
明智くんに賛同したみんなが明智くんを匿うから、徳川くんは勝てないのだと。
これは、盛大なかくれんぼだと、彼は言った。
《これより旗印戦、24時間以内に、明智光秀を倒す、開始！》
とうとう始まった。
明智くんは既にどこかへ隠れているらしい。
教室には居なさそうだし、どこかへ探しに行こうか。
徳川くんに喧嘩で勝てるとは思わないけど、私にだって時間稼ぎくらいはできるかもしれない。
24時間、耐えればいいんだから。
「どこへ行く」
『ん？』
教室を出ようと立ち上がったとき、信長に手首を掴まれた。
「A、危険な真似はするな」
『…大丈夫だよ。私だって自分が喧嘩できないことくらいわかってる』
「そうか」
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美優(プロフ) - 紗奈さん» コメントありがとうございます！私も嬉しいです！！ (2022年8月15日 19時) (
レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 私このドラマシリーズ好きなので嬉しいです！ (2022年8月15日 18時) (レス) @page6 id: 2c45cd1730 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すずやまさん» そのお言葉が一番嬉しいです！ありがとうございます🥰 (2022年8月9日 2時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
すずやま(プロフ) - 更新楽しみに待ってました！☺️これからも作成頑張ってください！ (2022年8月8日 18時) (レス) @page37 id: 50da26ed0a (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 寧々さん» わざわざありがとうございます！全然迷惑じゃないですよー！！ (2022年8月5日 16時) (レス) id: c086026ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2022年7月25日 9時
