【刀剣乱舞】愛を知りたい少女【ブラック本丸】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,215 hit

1 いつもの日常ページ3

あぁ、疲れた

見慣れた道を歩きながら、そう思った。

学校へ行けば、身に覚えのない噂話に、心ない陰口。嫌がらせに、暴言。

近所の道を歩けば、おばさん達の蔑みの目が刺さる。

家に帰れば、母さんからの暴言や暴力。

そんな日常をもう何年も続けてきた。

そろそろ気が狂いそうだ。

おばさん「ねぇ、みてあの子、また傷が増えている。喧嘩でもしてるのしら、嫌ねぇ」

おばさん2「本当にそうよね、うちは下の子があの子と同じ学年でね、もう、困っちゃうわ」

あぁまた始まった。

私はおばさん達の方をそっと見た。

おばさん「ねぇ今の見た！？あの子今、私達の子と睨んできたわよ！？」

おばさん2「あら、本当！？あの子の親も大変ね。」

もう、これ以上聴きたくない。

私は早足で家に帰った。

.

「ただいま」

返事は返ってこない。

何故言ったのかは自分にも分からない。

虚しさが残るだけなのに。

中へ入り、ベランダへ向かい、洗濯物を中にしまう。

洗濯物をもち、キッチンのそばを通りかかったときに、包丁かみえた。

ふと思った。

あの包丁で私を刺せば、楽になれるのでは、と

そんな物騒なことを考えるのはやめよう。

包丁から目を離し、急いで洗濯物を運んだ。

.

ある程度の家事が終わったので、勉強をしていると、ガチャ、と玄関から音が聞こえた。

母さんが帰ってきた。

「お帰りなさい」

と声をかけると、うるさい、としか返ってこなかった。

虚しい

母「ちょっと A！！」

母さんの怒鳴り声が聞こえる。

A「どっどうしたの…母さん……?」

恐る恐るたずねる。

母「どうしたのじゃないわよ！！ミネラルウォーターきれてるじゃない！！！」

A「ごっごめんなさい……。」

母「私は仕事へ行って疲れているのに、どうしてそこまで気が回らないの！？さっさと買ってこい！！この役立たず！！！！！」

A「うん、分かった。今すぐ買ってくる。」

私は急いで近くのスーパーへと向かった。

---------

グダグダ…