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｢個性を消した｣
そう言って前に出てきたのは相澤だった。
髪は逆立ち、首に巻いていた相澤の捕縛武器がフワッとなる。
相澤は個性を出久に向かって発動したようだ。
また秋声は考え出す。
『(個性を消したってことは個性があったってこと……。出久はあまり隠し事とかしない。いつも私には相談してくれた。
ということはきっと言えない何かの事情があるんだろう)』
だとしたら誰かに個性を受け継いだのかな、と秋声は予想した。
｢つくづくあの入試は……合理性に欠くよ。お前のような奴も入学でてきしまう｣
｢消した……！あのゴーグル……そうか……！
抹消ヒーロー、イレイザー・ヘッド！！｣
｢イレイザー・ヘッド｣という言葉を聞き、知らないと言う人や名前だけは聞いたことがあると言う人などが居る。
秋声はイレイザー・ヘッドのことを知っていた。
出久から聞いたのだ。
相澤は出久を捕縛し、話を続ける。
｢昔、
同じ蛮勇でも……お前は一人を救けて木偶の坊になるだけ。緑谷出久、お前の"力"じゃヒーローになれないよ｣
相澤がそう言うと逆だっていた髪が元通りになり、出久を捕縛していた布を取った。
｢個性は戻した……ボール投げは2回だ。とっとと済ませな｣
そう言って相澤は乾いた目に目薬をさす。
出久は何かブツブツと呟いていた。
暫くし、投げる大勢に入る。
そして＿＿＿投げた。
そのボールは……物凄い風と共に遠くへと飛んでいった。
出久は個性を使ったのだ。
これが、出久の個性だろう。
｢あの痛み……程じゃない！！まだ……動けます！｣
｢こいつ……！｣
涙目になりながらもそう言う出久に相澤はニヤリと出久を見る。
出久の指は痛々しい色に変色していた。
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零斗(プロフ) - 赤くんさん» そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます^^ (2018年1月14日 0時) (
レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
赤くん(プロフ) - コメント失礼します！すごく面白いです！！ 時々出てくる探偵社の人達の優しさに心がぎゅーっとなります！更新頑張って下さい！！ (2018年1月14日 0時) (レス) id: 7557c13daf (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからもずっと更新楽しみにしてます！頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: ed21ea3381 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» 覚えていますよ！前作でもコメントありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 16時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零斗 | 作成日時：2018年1月8日 0時
