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あれから四限目の授業が終了し、お昼の時間となった。
皆が体育祭のことで盛り上がる中、秋声は現代文の先生であるセメントスに集めたノートを職員室に持ってくるように頼まれたので、皆の分のノートを抱えて職員室へと向かう。
｢徳田｣
『！相澤先生』
秋声が職員室へと向かっていると、途中で相澤と出会った。
｢そんなにノート持ってどこ行くんだ｣
『職員室へ。セメントス先生に頼まれて』
｢そうか、お前も大変だな｣
『いえ、別に。相澤先生は大丈夫何ですか？すごく痛々しいですけど』
｢婆さんの処置が大袈裟なだけだ。大したことない｣
秋声と相澤が話していると急に相澤は何か思い出したのか、｢そういや……｣と話題を変えた。
｢お前、"アイツら"と知り合いだったんだな｣
『……アイツら？』
秋声は相澤の言う｢アイツら｣とは誰のことだか分からず首を傾げた。
｢お前、塚内から紙袋受け取っただろ？あれを塚内に渡した奴らのことだ。
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＿＿"太宰"と"中島"だよ｣
秋声は相澤の言葉を聞き、思わずノートを持っていた手を離してしまった。
ノートは床に散らばってしまう。
｢おい、大丈夫か？｣
『……あ、はい、すみません』
秋声は慌ててノートを拾う。
相澤はノートを拾うのを手伝いながら話を続ける。
｢太宰が言ってたぞ。
｢本当は他の人たちも連れて来たかったけどそれでは迷惑になってしまうから私たちだけで来た。まぁ、来たと言っても私たちは"まだ"会えないのだけどね｣って。
会えないってお前らなんかあるのか？｣
秋声は相澤の言葉にハッとする。
『え、いや、まぁ……あの、相澤先生。太宰ってあの包帯だらけの砂色のコートを着た茶髪の男の人ですよね？』
｢？ああ、そうだが｣
『中島の方は、白髪に長いベルトをしてますよね？』
｢そうだ｣
秋声は困惑しながら質問する。
そして相澤に質問を続けた。
『相澤先生は……何で太宰たちと知り合いなんですか？』
｢そりゃあ、アイツらは"ヒーロー"だからな。まぁ、知る人ぞ知るヒーローだから知る人は少ない。お前、知らなかったのか？｣
『え、まぁ……あの、そろそろノートを職員室に届けに行きますね。拾ってくれて、ありがとうございます』
｢あ、おい｣
無理矢理話を終わらせて立ち去ろうとする秋声。
相澤は｢何なんだ……｣と不思議に思っていた。
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零斗(プロフ) - 赤くんさん» そう言っていただけると嬉しいです！ありがとうございます^^ (2018年1月14日 0時) (
レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
赤くん(プロフ) - コメント失礼します！すごく面白いです！！ 時々出てくる探偵社の人達の優しさに心がぎゅーっとなります！更新頑張って下さい！！ (2018年1月14日 0時) (レス) id: 7557c13daf (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ライカさん» ありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 22時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
ライカ - これからもずっと更新楽しみにしてます！頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: ed21ea3381 (このIDを非表示/違反報告)
零斗(プロフ) - ヨッシーさん» 覚えていますよ！前作でもコメントありがとうございます！頑張ります^^ (2018年1月13日 16時) (レス) id: 675fc1e898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零斗 | 作成日時：2018年1月8日 0時
