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「……A、不安？」
靖友くんが私の顔を覗き込む。
それに対して、素直にこくんと頷く私。
…正直、いつも靖友くんに支えられてたから離れちゃうのは不安。
…あはは、なんだか昨日と逆になってるね。
昨日はかっこつけちゃったけど…今の私はすっごくかっこ悪いや……
「………？靖友くん…？」
急に繋いでいたはずの手が離れた…。
靖友くんは数歩進んだ後、私に背を向けてしゃがみ込む。
…何してるんだろう…
「えっと…どうしたの…？」
私が問いかけるのと同時に立ち上がる靖友くん。
「手ェ出して。」
「へ…？は、はい…」
「そっちじゃなくて、こっち。」
靖友くんが私の左手を取った。
「俺と結婚してください。」
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作者名：蓮菜 | 作成日時：2021年4月10日 0時
