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「A、もう大丈夫だから。」
「それなら良かったぁ」
にこっと笑って俺から離れるA。
「心配させて悪かったな。」
「ううんっ、平気。今はスッキリした顔してるね。安心した…！」
「……心配かけた詫びに、明日おめーの行きたい所付き合うヨ」
「えっ、でも明日も荷造りで忙しいんじゃ…？」
「ンなの今日で終わらせる。」
俺の言葉を聞いたAは、満面の笑みで『やったーっ』て喜んだ。
「明日、公園に行きたいなっ。お弁当作っていくね…！」
「ン。楽しみにしてんネ。」
右手にはキャリーケース、左手は無邪気にはしゃいでる恋人の手を取って、帰り道を進んでった。
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作者名：蓮菜 | 作成日時：2021年4月10日 0時
