或る戦闘訓練 其の一 ページ19
_____翌日_____
マ「んじゃ次の英文のうち間違っているのは？」
ヒーロォ科といえども基本は他の科と同じように授業を行う。
午前は必修科目・英語など普通の授業をするらしい。
マ「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれーーー！！！」
……煩いな此奴は。
マ「よっしゃ芥川リスナー！この問題答えてみろー！」
貴「……関係詞の位置が違うものがある。よって間違っている英文は四番だ。」
マ「正解だァーー！！しかし元気が無いな？盛り上がって行こうぜYEAHHH！！！」
貴「………煩い。」
(((((煩いって言った……！！！)))))
授業で何故騒がしくする必要があるのだ…。
然し、昨日のうちに冷と予習をしておいて善かったというものだ。
いくら作斗の個性があるといえ、僕は英語など前世から使ったことなどないからな。
＿＿＿＿＿＿
貴「昼時か…」
さてどうするか…大して腹は減っていないからな。とはいえ、午後からはヒーロォ基礎学。何があるか分からない故、念のために食べておいた方が善いだろうか。
八「芥川さん、良ければ一緒に昼食を頂きませんか？」
「ケロッ、私も良いかしら？」
貴「八百万と…」
「蛙吹梅雨よ、梅雨ちゃんと呼んで。」
まぁ善いか。どうせ何か口にしようと思っていたところだ。
貴「…行くぞ。午後からはヒーロォ基礎学だ、手早く済ませよう。」
八「えぇ！」
蛙「ケロッ！」
＿＿＿＿＿＿
貴「…無花果があるのか。」
ク「そう！今日は新鮮なやつが入荷されてたからね！君好きなの？無花果。」
貴「嗚呼。」
ク「ならこれからは月、水、金曜日は無花果を入荷するようにしよう！
頑張れよヒーロー科！」
クックヒーロォランチラッシュ……善い奴だ。
無花果を切ったものを受け取り、八百万と梅雨のもとへ向かう。
八「芥川さん、それだけですの！？」
蛙「少なすぎるんじゃないかしら？」
貴「問題ない。僕は生来より少食だ。」
八「なら良いのですけど…」
蛙「ケロケロ…」
＿＿＿＿＿＿
八「芥川さんは無花果がお好きなんですか？」
貴「…嗚呼、好物の類に入るな。」
蛙「ケロッ、じゃあメニューにあって良かったわね芥川ちゃん。」
……昨日の話を聞いて、僕に近寄らないと思っていたのだがな。
八百万と蛙吹…矢張り変わった奴らだ。
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十七夜(プロフ) - お答えします。主人公の芥川妹は文ストの世界から来たいわば転生者です。文ストでは少し難しい漢字や言い回しをするのと、転生者として他のキャラクターと違いを出そうと思ったからです。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月11日 9時) (
レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - はじめまして！この作品すごく私好みの作品です！一つ質問ですがヒーローをヒーロォと書いているのはなぜですか？ (2019年5月11日 2時) (レス) id: 1a55ee5e7b (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - ありがとうございます！楽しんで頂けるように、これからも頑張って更新していきます！ (2019年5月6日 19時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！文ストもヒロアカも好きな、自分にとってはもうご褒美としか、言いようがないです！ありがとうございます。更新がんばってください！応援しています！ (2019年5月6日 17時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - 雫さん» 応援ありがとうございます！一人称がやつがれな無自覚系男装女子が書いてみたかったのです。これからもよろしくお願いします！ (2019年5月1日 18時) (レス) id: 71ca1b1b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十七夜 | 作成日時：2018年11月10日 17時
