宴への招待 ページ12
gr「ところで、腹は減ってないか？」
グルッペン総統閣下の質問に、確かにとお腹をさする。
あれからどれだけ経ったのか、お腹はペコペコだ。
gr「今夜は俺の快気祝いだ！一緒に上手い物を食おう！」
『し、しかし私がそんな大切な場に参加するなんて、場違いでは？』
gr「Aは俺の、我が国の恩人だぞ。今日の主役である我々が参加しないで、誰が相応しいと言うのだ」
ふんぞり返って笑うグルッペン総統閣下。
トントン様を見ても苦笑しているだけで、どうやらもう決定事項のようだ。
ではまた後で、と2人が出て行った後、ペ神様からの診察が再開される。
sn「今更やけど、気分はどう？」
『嘘みたいにすこぶる良いです』
sn「なら良かった。Aちゃんがここへ運ばれた時、数値という数値の全てが異常な程上昇してたんよ」
良い物も悪い物も。
ペ神様が言いながらカルテを渡してくる。
何がなんの数値かは分からないが、確かに全ての数字が赤く書かれていた。
sn「取りあえず全て正常値までヌいて様子見てたんやけど、良かった」
『そんな事、どうやって？』
sn「ん？俺の能力」
右手を顔の近くでヒラヒラとさせたペ神様は、私が聞いても良いのか、自分の能力について補足を続ける。
sn「俺の能力は体内の細胞をイジれるのよ」
『それ、チートでは？』
sn「細胞をイジれても、結局は本人の生命力次第ってとこもあるからな。チートって言えばAちゃんの方でしょ」
そうなんだろうか。
自分でも何をしてるのかまだ分かっていないのに。
sn「グルちゃんは俺から見れば何の異常もなかったからね」
『そう、ですか』
sn「黒いモヤが見えたのもAちゃんだけ。他の皆にはなーんも見えへんよ」
予想通りの答えに納得する。
あの時のゾム様とトントン様の反応。
確かに2人も何も見えていなかったと思われる。
それでそのビッシリした黒いモヤはどうなったの？と興味津々で聞いてくるペ神様へ、その後の覚えている事を伝える。
私の両手に吸い込まれて消えて行くと同時に、ひどい目眩が襲って気絶した所まで話し、ポケットの中の割れた黒水晶を取り出して見せる。
sn「これは？」
『黒水晶らしいです。気が付けば割れてたんですけど、不自然ですよね』
キレイに真っ二つになった黒水晶の欠片を見て、ペ神様が呟く。
sn「エミさんなら何か知ってるかな」
『エミ様？』
sn「wrwrd国随一の知識を誇るエーミール教授やで」
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ゆかり(プロフ) - わぁーー、めっちゃ嬉しい！ありがとーございます！書きたい話はまだまだあるので、頑張りますね。 (2021年11月3日 20時) (
レス) id: 22f5afe48d (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - とても面白いです！どストライクにハマる世界観、書き方、夢主の性格...など！めちゃくちゃ好きです。次の更新楽しみにしています。無理せず頑張ってください！ (2021年11月2日 23時) (レス) @page31 id: 89ac922806 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 御三方、コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！頑張る励みになりますね。そして銀狐様、ご指摘ありがとうございました。コソッと直してみました！ (2021年10月25日 12時) (レス) id: 22f5afe48d (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - この作品好きです！これからも御体に気を付けながら頑張ってください！あと大食漢ではないでしょうか？ (2021年10月25日 10時) (レス) @page18 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
シー - え、めちゃくちゃ好きです！！応援してます！！ (2021年10月21日 3時) (レス) id: 7d376a875d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかり | 作成日時：2021年10月15日 6時
