彼女達の戦場 ページ44
降ろされた日にまず私は「ドラム王国」に向かった
医療と言えば魔女の住まう国､ドラムだった
暖かい気候で育った私には耐え難い寒さだったし魔女はとてもじゃないが怖かった
「薬をくれだと？海賊がなんのようだい」
「お願いします！私の大事な人が、、家族が！！」
「そんな都合よく行くわけがないだろう！帰りな」
「帰りません！絶対､帰りません！貴方を殺してでも奪います！」
「ほぉやれるもんならやってみな！」
「嫌です！殺したくありません､でもAさん達を見殺しにしたくありません！！お願いします」
何度も何度も頭を下げた､一晩白の外で頭を下げた
全身に雪が積もった､地面に着けた鼻が凍りつきそうだった､それでも叫び続けた
「お願いします...たすけてください」
私の大事な家族だから､皆がいま戦う準備をしているから...私の戦場は「ここ」だ
「た、すけて、くださ、い」
意識を手放そうとしたとき、みんなの顔が脳裏によぎった。走馬灯と言うのだろう､走馬灯は一説によると本能が過去の経験と知識を生かし打開策を見つけようとしているらしい...そんなものは関係ない
...私は私のやり方でAさんとエースを救うから！
「ったく何奴も此奴もここに来る奴はバカしかいねぇのか」
「ｯｯありがとうございます！」
ドラム王国で得た知識､技術､最先端の医療器具はフルに活用された。そのお陰で皆助かったと言っても過言ではない､クレアは、いや彼女達は彼女達の戦いに勝利したのだ。一人の死者も出すことなくその命を繋ぎ止めたのだから
「ｯｯ私､もう起きてくれないかと！」
「いやぁ、たまには寝坊もいいかなって」
「寝すぎでず！ばがぁ」
「うん、ただいま」
「ｯｯおがえり、なさい！」
涙でぐしゃぐしゃだったけど､笑ってまた貴方を出迎えられたから､私は今日も明日もきっと上を向いて笑える
おまけ
「私マルコ隊長のこと許してませんから！」
「なになに、マルコ嫌われてんの？」
「何でもクレア陸に置き去りにしたらしいぜ､それも隊長命令とか言って」
「うわ最低」
ゴツン！
「聞こえてんだよい！」
「「いっっだぁぁぁ」」
「クレア！よくやったねい､ありがとう」
「ｯｯ許しませんからぁ！」
笑って去るマルコの背を睨んだ
「でも俺も､私もマルコの立場だったらクレアを降ろした」
「え」
「「末っ子は可愛がりたいからな！」」
心配で､でもそれ以上に信用していたとは誰も本人に伝えることは無かった
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麗葉 - 最高でした！(｀；ω；´)違う作品でも頑張ってください！ (5月6日 20時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 番外編でエースとサボとルフィと4人で会うのも見てみたいです！ (2020年6月8日 5時) (レス) id: b4debc2124 (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 黒猫さん» 頑張って続けます！任せろ〜！笑、ありがとう！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 幸別愛友さん» 私､正直viぐらいで辞めてしまおうと思ったのですが幸別さまのコメントで頑張れました、とっても嬉しかったです！ありがとうございました！遅くなりますがゆっくり更新していきますので今後ともよろしくお願いいたします。 (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - ゆうきさん» ありがとうございます､今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2020年5月10日 0時
