海に沈む ページ1
海底に沈むのは何度目か
始めて魚人島に向かった日､あの日の感動は忘れられない。
海底で息ができた､周りを泳ぐ魚が見えた
空を見上げればキラキラと輝く海に包まれていた
不思議な感覚だった
2度目はオヤジがネプチューン王に会いに行く時だった
その時は横にAが居た､初めての海底に心底驚き大きく目を拡げ､キラキラした表情で笑っていたのを覚えている
何故かあの時､1度目よりも楽しかった記憶がある
3度目は乙姫が死んだ時
始めて見る海底に驚いていたのはエースだった
それを見て､俺が前してやった説明をそのまましてやったり得意げな顔をしつつも楽しさを隠せていないAに思わず吹き出しそうになった
そして得意気な顔はあっという間に壊れるとエースと二人ですげえ！すごい！と外を見ながらシャボンの中を走り回っていた
俺が海底に潜る時
それは死を意味する瞬間でもある
能力者が海底に行くということは逃げられない死がすぐそこにあることを示す
しかし､俺の記憶の中で海中とシャボンは必ず楽しい思い出であった
いつも笑うAの顔があった､俺の大切なたのしい思い出のひとつだった
そして今､俺は4度目の潜水をしている
シャボンに詳しくない俺が見てもはっきりと分かる分厚いシャボン､美しい透明度を持ち海との境目が分からなくなる
それほどまでにシルバーズ・レイリーの腕は凄いのだろう。
4度目は苦しかった､辛かった
海の鮮明な青は暗く､引きずり込まれそうだった
不安と恐怖に襲われながらもあと少しでこの闇から離れられる､離れたい反面離れられないのは何故だろうか。相反する感情に振り回されながらもそっと太陽に手を伸ばした
今日はサッチが腕を失ってからちょうど1年
Aと離れてから､彼奴らが船を出てから1年
俺の感情とは裏腹に船がゆっくりと海面に浮上しだした、総勢43の傘下の前に現れたモビー率いる本艦4隻
突然の光に一瞬目をすぼませるもすぐに目の前の光景を目に焼き付けた
目を見張るほどの大量の海兵も､騒ぎ立てる七武海も何も見えなかった
ただ､目に入ったのはボロボロで泣きじゃくった目の赤いAと苦虫を噛むように耐えるエースの姿だった
「すぐ行く」
誰に告げるでもなく呟いたその決心は隣にいたサッチにだけ聞こえた。
「顔､こえーぞ」
「お前もだよい」
「久々に暴れようじゃねえか」
「足引っ張んなよい」
「ったりめえよ」
そこには白ひげ海賊団結成当初の悪ガキコンビの姿があった
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麗葉 - 最高でした！(｀；ω；´)違う作品でも頑張ってください！ (5月6日 20時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 番外編でエースとサボとルフィと4人で会うのも見てみたいです！ (2020年6月8日 5時) (レス) id: b4debc2124 (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 黒猫さん» 頑張って続けます！任せろ〜！笑、ありがとう！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 幸別愛友さん» 私､正直viぐらいで辞めてしまおうと思ったのですが幸別さまのコメントで頑張れました、とっても嬉しかったです！ありがとうございました！遅くなりますがゆっくり更新していきますので今後ともよろしくお願いいたします。 (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - ゆうきさん» ありがとうございます､今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2020年5月10日 0時
