story.133 ページ46
お母さんからおつかいを頼まれた帰り道。
近くの公園で、見知った人の姿を発見。
あ「あれ、怜？」
私が名前をよぶと怜はゆっくりとこっちを振り返った。
怜「A、どうしたの？」
私は怜に近づいていく。
あ「ちょっとおつかい頼まれて。
帰りに怜見つけたからさ！」
怜「そっか。隣、すわる？」
そういって怜は自分の隣のスペースをぽんぽんと叩く。
あ「うん、じゃお邪魔します！」
休憩がてら、怜とおしゃべりすることに。
怜「いきなりだけどさ、Aって蓮のこと好き？」
ん!?
あ「な、なんで!?」
あ、ちょっと声が裏返った。
怜「ふふっ、Aってほんとわかりやすいね。
いーよ。隠さなくても、わかってるから」
そういって怜は私の耳にさわる。
怜「ほら、熱いよ」
あ「そ、それは……その……」
私が口ごもると、怜はくすりと笑い、私を抱き寄せた。
あ「え、怜？」
怜「ごめん、わかってるんだけどね、ちょっとこのままでいさせて」
そういった怜の声は少し震えていた、気がした。
しばらくの時間をおいて、怜が話し出した。
怜「僕ね、Aのこと好きだよ」
あ「え……」
怜「大丈夫、Aは蓮が好きだもんね。だから返事はいらないよ。
ただ、言いたかっただけ」
その言葉に、私は何も言えなかった。
なんだか、申し訳なくて。
怜は私とからだを離して、微笑んだ。
怜「ちゃんと、Aの恋も応援するよ。
ただ、Aのことをあきらめるってわけじゃないよ」
あ「……うん、ありがと怜……。
あと……ごめん」
怜「いいの、気にしなくて。
ほら、お母さんそろそろ心配するんじゃない？行きなよ」
最後まで、怜は優しかった。
あ「うん、ありがと。
またね、怜」
せめてものお礼に、私は笑顔を向け家にむかった。
怜「……なんなの、あの笑顔」
高鳴る鼓動、赤くなる頬を夕日のせいにして怜はもう一度空を見上げた。
*********
他の二人も告白させようか迷い中です←
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のん - 王様ゲームぜひともまた書いてください!!!おちは同級生か、年下の子がいいです## (2016年5月16日 18時) (
レス) id: d82c7e00f9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 先輩がいいです！ (2016年2月29日 22時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた様 - 私は、2がいいかな？私も、みぃさんと一緒で最後に全員のエンドか見たいです!!(´Δ｀)/ (2015年4月19日 14時) (携帯から) (レス) id: a4f004b653 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - みぃは1がいいです！この作品も他の全員のエンドをみたいです！ (2014年12月23日 16時) (レス) id: 59146efa58 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 2がいいです (2014年9月3日 22時) (レス) id: 571433bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憐 | 作成日時：2014年7月23日 14時
