ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。3【名前変換オリジナル】

story.120 ページ33

健太「まずどこから行きましょうか!!?」



相変わらずテンションの高い健太くん。



それにしても、ほんとこの4人ってかっこいいんだな。



さっき、集合場所にいったときも……今だって、多くの人の視線を集めている。



ま、慣れたよ、うん。



あ「まずはさ、水に慣れたくない？いきなりスライダーいったら、私多分凍っちゃうよ」


蓮「なんだよそれ、ありえねえ」



笑いながら、私の頭にぽんっと手をのせる。



あ「な、なんだよー！いいじゃんか別にー」



ぷぅっと頬を膨らませると、一瞬蓮が視線を外す。


蓮「お前なぁ……まじで気を付けたほうがいいぞ」



あ「え？なにが？」



そういうと、はあっとため息を一つはきだし、蓮がつぶやく。



蓮「気づいてねえの？さっきから、知らないヤツとかがちらちらAのこと見てんの。


お前はその……か、かわいいんだからっ……」



そこまでいって蓮は顔を伏せてしまう。なんなんだ。



あ「おーい、なんだよー？耳あかいぞー？」


蓮「うるせえ!!もういい、行くぞ！」



……なんか蓮、おかしい？


いや、いつもどおりか。



ただ、なんとなくさっき蓮が言った『かわいい』っていう言葉。


あれは、ふつうにうれしかった、かな。

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