ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。【名前変換オリジナル】

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ざわざわしている女子の喧騒をききながらぼーっとしていると、担任の先生が入ってきた。



先ほど発表されたのだが、わがクラスの担任は演劇部顧問らしい。



だから、少しめんどくさいこともあると聞いたが、そこはまぁよしとしよう。



男の先生で、若く顔も整っているので人気だとかどうとか。




先「よーし、じゃあお前ら一年間よろしくなー。

まずいろいろ配るからなー」


そういって配られるプリント類。



四月はお知らせが多いんだよね。



ひととおり配り終わったのか、先生が話を変えた。


先「よーし、まず決めなきゃいけないことがだなー…


クラスの委員長、副委員長だな。


誰かやりたいやついないかー？」


当然、みんな手を上げない。


女子は視線をそらし、男子は『お前やれよ』オーラをぶつけあっている。


当然、私も視線をそらす。



するとその直後、驚きの言葉が先生からはなたれた。


先「誰もいないのか…おい、月神。お前今目そらしただろ。お前どうだ？」



はいいいいいい?!?!


他の女子もそらしてますけど?!


しかし、私は頼まれると断れない性格だ。


あ「…副、でしたら…」


最大限の譲歩だ、先生も苦笑いしながらわかった、といった。



先「んー、じゃあ委員長は…」


先生はしばらく考え込んでいたが、やがて思いついたように言った。


先「月神の隣だから、桐山、お前どうだ？」


そんな適当な理由なんですか!?


いくらなんでも迷惑なんじゃ…


怜「構いません」



ええええ!?!?


私は驚き、隣の彼を見る。


いつもどおりの、クールな表情だ。


彼も私と同じタイプなのだろうか？



先「よーし、決定だな。じゃあ二人とも、これからよろしくな」



どっちにしろ、あとで怜くんには謝っておこう。

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