特別編・エイプリルフール先輩ver. ページ48
あ「優斗先輩…私たち、別れましょう?」
本日エイプリルフール、ということで私の彼氏である優斗先輩をだましてみます!!
ただ今、優斗先輩の家です。
優斗「うん、嘘だね」
きっぱり、笑顔でいう優斗先輩。えええ…
あ「な、なんでですか、本気ですよっ」
これでも演技は頑張ったのに…
こうなったら信じてもらえるまで頑張ろう!
優斗「でもさー、今日エイプリルフールだし。そのくらいの嘘が来ることは予想してた」
あくまで笑顔で言う先輩。なぜひっかかってくれない。
あ「たまたま今日がエイプリルフールだっただけで!!嘘じゃないですし」
そう言い張る私をみて、先輩はふーん、といい私に近づいてきた。
優斗「それでも言い張るかー」
じりじりと追い詰められ、とんっと背中に何かが当たる。くぅ、ベッドめ…私の逃げ場をなくしやがって…!!
あ「言い張ります!!」
優斗「んー、嘘つく子は嫌いかな」
ぐさっ。少しつめたい優斗先輩の視線に、私の胸はびくっと跳ねる。
少しの沈黙が流れた。
そして口を開いたのは優斗先輩。
優斗「なーんて、Aのことは大好きだよ。さて、Aもほんとのこと言おうか?」
ぐぬぬ…すっごく子ども扱いされてる気がして、私は優斗先輩の言葉を無視。
優斗「へえ、無視…ねぇ」
そういって私の耳に息を吹きかける先輩。
あ「な、なにするんですか!!」
優斗「Aがほんとのこと言わないからなー、おしおきが必要かな?」
あ「ごめんなさい、嘘です」
この妖しい笑顔を、私は何度も見てきた。それでもって、そのあとはロクなことがないのだ。
優斗先輩は満足そうにしながらも、いたずらっぽく笑って言った。
優斗「よしよし。でも、俺に向かっていい度胸だよね。それってもう、襲ってほしいって言ってるようにしか聞こえないなー」
はああ?!優斗先輩のほうを見ると、もう先輩はやる気満々だ。
あ「せ、先輩っ…わぁぁ!?」
軽く体を救い上げられ、ベッドの上に落下。
すぐに先輩もベッドの上にあがってくる。
優斗「さーて、おしおきだね。どうしよっかな」
完全にドSモードに入ってしまった。
優斗先輩は焦らすように耳に息をふきかけ、私にキスをしてきた。
そのキスはさらに深いものになる。
先輩は、すっと唇を離し言った。
優斗「今日はもう、最後までいっちゃっていいよね?」
その黒い笑みは一生忘れないだろう。
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夢 - 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憐 | 作成日時:2014年3月17日 16時