最終話 ページ34
パ「準備いいかー！？」
パーちんのその言葉に花嫁が階段の上で後ろを向いた。
それを見ていたプランナーが
《それでは、花嫁様お願いします！》
とマイクで言った。
その瞬間、誰もが花束が飛んでくると思ったが……。
クルッとこちらを向いて
コツ、コツ、コツ
と階段を降りてきた。
それに
あれ？
なんて思っていれば周りの人が
スーッ
とどこかへ行ってしまった。
私もどいた方が……。
なんて思っていれば
花嫁「Aさん。どうぞ。」
と花嫁さんから花束を渡された。
『……え？……えぇ！！』
それに驚いていれば
場「A。」
と圭介に名前を呼ばれた。
それに振り返れば、キザにも片膝を着いた圭介が私を真っ直ぐに見つめていた。
『……え？な、なに！？』
1人テンパっていると
場「A……。ずっと、お前と一緒に過ごしてきて……それが当たり前になってた……。でも……そろそろ、別の意味で一緒にならねぇか？」
そこまで言うと圭介は、ポッケから小さな箱を取りだしそれを開けた。
そこには、シルバーに輝くリングが収められていた。
『っ……。』
私は、それに息を飲んだ。
ポロポロと涙が流れ始める。
場「一緒に生きよう。」
圭介のその言葉に私は
『っつ……は、い！』
と答えた。
その瞬間
わぁーっ
パチパチ
と歓声と拍手が巻き起こった。
圭介は、私の左の薬指にそのリングをはめると私を抱き上げ回った。
胸がいっぱいって涙が止まらない中、圭介に
『ねぇ、圭介。私の話を聞いてくれる？』
と聞いた。
それに圭介は
場「ああ！いくらでも聞いてやる。」
と笑ってくれた。
『これまで沢山、頑張ってきたの……。』
場「うん。」
『あなたの為に……そして、私のために……。』
場「そっか。これからは、二人で……二人の為に頑張っていこうな？」
『うん！』
たくさん、あなたの為に……と頑張ってきた。
その結果がこの未来でよかった。
これからは、あなたと一緒に頑張っていこう。
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ここまでお付き合い頂きありがとうございました！
これにて“あなたの為に”を完結と致します(*´ `*)
また、どこかでお会いしましょう！
終わり
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ミニオン(プロフ) - 鈴華さん» コメント残していただいてありがとうございます！お褒めの言葉とても嬉しいです(*´ `*) (8月28日 17時) (
レス) id: 3c7e9e65de (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - もうほんと神作品でした泣泣ありがとうございます！！ (8月28日 15時) (レス) @page34 id: 46cef2995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミニオン | 作成日時：2025年7月14日 13時
