第三百二十一話 ページ31
花垣武道side
オレたちは着席し式は、順調に進んだ。
《それでは、ケーキ入刀!!》
ペ「パーちん男みせろー。」
一「はやく!はやく。」
テーブル越しに携帯を構えるペーやんくんと一虎くん。
パ「うっせー。」
そんな二人を見てヒナは、笑った。
日「ふふ。知ってるよ、タケミチくん。」
武「え?」
日「12年前の今日、こっちに帰ったんだもんね。」
ヒナは、オレの手を握った。
日「すごいね……。あの頃のタケミチくんは、今のヒナと同じ年なんだ。待ってたよ。ずっと、この日が来るのを。おかえり、タケミチくん。」
ヒナのその言葉にオレは、止まりかけていた涙がまたとめどなく溢れた。
武「夢じゃないよね?」
日「……ほっぺつねろっか?待ってたのは、ヒナだけじゃないよ。」
ヒナがそういうと
千「笑っちゃうよな!オレらからしたら12年!けど、オマエからしたらさっき別れたばっかりなんだろ?」
龍「すげー話だよなぁ。今、オレらに命があんのもオマエのおかげって事だもんな。」
武「千冬……ドラケンくん……。」
龍、千「ありがとうな!タケミっち!!」
二人のその言葉に余計に涙が流れた。
日「タケミチくんは、すごいね……。一体、何人の命を救ったんだろう。」
武「……オレ、一人じゃ何も出来なかったよ。みんなが助けてくれたから……。」
話をしていると
パ「オイオイオイ。そこのテーブル何、勝手に盛り上がってんだよ!?主役は、オレだぞ!?」
とパーちんくんに指摘された。
龍「バーカ。結婚式の主役はオマエじゃなくて、花嫁だろ?パーちんは、脇役。」
パ「なんだと!?」
反論するパーちんくん……。
ドラケンくんの主張に一理ありなんて思っていた。
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ミニオン(プロフ) - 鈴華さん» コメント残していただいてありがとうございます!お褒めの言葉とても嬉しいです(*´ `*) (8月28日 17時) (
レス) id: 3c7e9e65de (このIDを非表示/違反報告)
鈴華(プロフ) - もうほんと神作品でした泣泣ありがとうございます!! (8月28日 15時) (
レス) @page34 id: 46cef2995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミニオン | 作成日時:2025年7月14日 13時


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