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花菜「...てか、分かってはいたけど...
刺さるよね、視線が」
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「...うん」
渡辺「え？」
目黒「ん？」
花菜「当人は感じないわけね」
渡辺「気のせいだろ」
花菜「いや〜、さすがに...
社内のツートップ独占しちゃうと視線が痛いよ〜」
渡辺「独占て(笑)」
花菜「何の気なしに目黒くん誘っちゃったけど
狙ってる子絶対他にも居たよ」
目黒「いやいや」
花菜「あの子とか、あの子とか、あの子とか」
渡辺「多いな」
花菜「あんたもだけどね！」
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変わらずきょとん、としながら
オムライスを頬張る目黒。
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ハムスターみたいだな〜て
思わずじっと見てしまうと
ぱちん、と目が合ってしまった。
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...っわ、てたまらず目を逸らす。
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目黒「...A先輩のは」
「...ん？」
目黒「弁当自分で作ってるんですか？」
「ぁ、そう。作ってる」
目黒「健康的そう」
「そう？(笑)」
目黒「それだったら作ってもらいたいかも」
「っえ」
花菜「なによそれ目黒くん」
渡辺「そりゃな、Aのだったらな。
俺だって作ってもらいたい」
「やめてよ翔太まで」
目黒「美味しそうです」
花菜「私のは！？」
目黒「美味しそうです」
花菜「なんなの」
渡辺「ふははははっ」
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花菜「まぁAは、高校から作ってるからね。
彩りが上手いのよ」
目黒「え、おふたり高校から一緒なんですか？」
花菜「うん」
目黒「すごいですね」
「たまたま同じところ内定もらっただけ」
花菜「私が付いて行ったみたいなところあるけど」
目黒「だからそんな仲良いんですね」
花菜「ちなみに翔太は大学から一緒」
翔太「俺のが先輩だけど」
目黒「へぇ...幼なじみみたいなもんですね」
翔太「気付いたらな」
目黒「そこ混ざったら楽しそう」
花菜「楽しいよ、楽しかったもん」
翔太「花菜今よりうるさかったもんなぁ」
花菜「華があったの！」
翔太「ハイハイ」
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なんか、目黒ってすました顔して
結構とんでもないこと言うのね。
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顔が良いと多少感覚が麻痺るとか？
翔太もそういうところあるし。
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食べ終わったお弁当を片付けながら
そんなことを考えていれば
「ちょっとジュース買ってくる」
と、花菜が立ち上がった。
それに続き「あ、俺も」
と翔太も。
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作者名：yuri | 作成日時：2022年8月4日 1時
