24〜JＫside〜 ページ24
ー
その頃。
TH「うっかりさーん？」
AN「…ごめーん…つい…」
JＫ「別にいーよ、その方が意識してもらえるかもしんないしー？」
TH「あら、いつになく積極的〜」
2人は知ってる。
俺の気持ちも
俺がどうしたいのかも。
そして俺も知っている。
2人の事。
TH「でもさ、前となんか違うよね」
JＫ「そうじゃなきゃ困る、俺がどんだけアピールしてると…」
AN「鈍感だもんねぇ…A。」
TH「じゃあ俺とアンが一緒に寝るから、君たち同じ部屋で寝れば？」
AN「いろいろすっ飛ばしすぎだよ」
2人はこの前、Aがアンに買い物を断られたと言ってた日から、正式にお付き合いを始めたらしい。
俺はなんとなく気づいてたし、もう既に熟年夫婦みたいだった2人がそうなるのは時間の問題だと思ってた
ただ1人の鈍感娘を除いては。
でも俺達の今の状況を知ってる2人
特にアンは、まだAには言わない方がいいと言った。
Aにだけ内緒にするのはちょっと心苦しかったけど
言ったらあの子は余計な事考えるかもよ？今せっかくいい感じなんだから、あんた達の決着が付いてから！
と言われれば、そんな気もしないでもなくて。
TH「もう一押しだな」
JＫ「だといいんだけどー」
AN「焦らない焦らない、気になってるのは確かだと思うよ？ゆっくりさ！」
JＫ「分かってる、あとは俺の気持ちの問題？」
TH「やばいでしょ、だいぶ」
JＫ「…かなりね」
TH「ぶふーw我慢してるぅー(笑)」
AN「あんたね…」
TH「強引にチューでもしないと気づかないんじゃない？笑」
AN「最低ー」
TH「なによ、アンだって…」
AN「わーわーわー！！ほら！その皿も！早く洗ってもらって来い！」
JＫ「…なんで俺が怒られんの？」
またギャーギャー騒いでいる2人を置いて立ち上がる
強引にチューね
できるならもうしてるよ
だって何回もそうしたいと思ったし
隙だらけのAになら
実際何度だってできたはずで
それでもそうしなかったのは
やっぱり大事にしたいからなんだと思う
沈みかけた夕陽が
1人洗い場に立つその姿を照らす
焦らないで、ゆっくりと。
アンの言葉を言い聞かせるように繰り返した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 630人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
renou(プロフ) - hanamiさん» ありがとうございます！本業が忙しくなってきて、書きたいのに書けず悶々としています(^^;;頑張ります！！ (2021年11月22日 15時) (
レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
hanami(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。続き、楽しみにしてます。 (2021年11月21日 0時) (レス) @page36 id: 97ddd4c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - MARIさん» 同じように思って下さってる方がいて、とても嬉しいです！早くくっつけたいのですが、この微妙な距離感を延々と楽しみたい自分もいます(笑)感想頂けるなんて、本当に創作意欲が湧きます！ありがとうございます(〃ω〃)頑張ります！ (2021年11月15日 7時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - お話のテンポ感も文章も読みやすくて最高ですー！キュンキュンするし、自分もこんな青春したかった…と思いながら読んでます（笑）続き楽しみに待ってます✨ (2021年11月14日 20時) (レス) @page31 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - 巫都さん» わぁーありがとうございます(ToT)キュンキュンして頂けたなんて嬉しすぎます！楽しく読んで頂けるように頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月13日 22時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：OUREN | 作成日時：2021年9月28日 17時
