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「ベッタベター(笑)」
J K「ごへん、はりはほー(ごめん、ありがとー)」
食べるのに必死な彼と
拭くのに必死な私
綺麗になった手を見てニコニコしているけど
おまえさんや、今度は口の周りにアイスがついておるよ
「ジョングク…口…アイス(笑)」
えっ？と目を丸くしたかと思うと
J K「ん。拭いて！」
と口をとんがらせている
えぇ？！…く、口も？
慌てる私なんかお構いなしといった様子で
J K「ん！はやくー！」
少しかがんで、急かしながら顔を近づけてくる
「っもぅ…しょーがないなぁー！」
半ばやけくそで口のアイスを拭いてあげて目線を上げると、いつから見ていたのか、伏し目がちにこっちを見つめる瞳とバチッと目が合った
(うっ…この至近距離は、ちょっと…)
「こっ、子供かー！！」
慌てて冗談で返すとそれはそれは満足気な顔で笑っている
出会った頃は、とても物静かな人だと思ってた
テヒョンがあの顔であんなキャラだから余計に…
それもただの人見知りだったと分かった頃にはだいぶ打ち解けていて
口を大きく開けて笑い転げたり
たまにボソッと毒を吐くのをみんなで笑ったり
他の人には見せない姿に心を許してくれているんだと思って嬉しかった
でも今目の前にいる彼は、人見知りだなんてだなんてとんでもない
子供のように無邪気で
油断してると天使の顔した小悪魔で
今まで見たことのないような顔で笑う
いつもの曲がり角
立ち止まる事なく彼は歩き続ける
私の家の方向へ
ここでいいよって言おうとしたけれど
その言葉はすぐに顔を引っ込めて
足を止めない後ろ姿に、甘えてしまう私は欲張りだ
この間と同じように
ちゃんとドアの前まで送ってくれる
「じゃあ明後日…時間、また連絡するね？」
JK「あ！」
ちょっと待って、とポケットをごそごそする
JK「はい、これ」
そう言って差し出したのはあのクッキー
「…いいの？」
JK「マスターがくれたんだ。2個あるけど、俺も食べたいから1個ずつね？(笑)」
「ふふっ(笑)ありがとう」
JK「じゃあ、明後日また」
そう言って軽く手を上げて、彼は元来た道を戻っていく
ー
ジョングク、もう食べたかな？
サクッとかじるクッキー
「甘い…」
自分の中にいる彼が
日に日に大きくなっていく
クッキーみたいに
甘く甘く
じんわりと
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renou(プロフ) - hanamiさん» ありがとうございます！本業が忙しくなってきて、書きたいのに書けず悶々としています(^^;;頑張ります！！ (2021年11月22日 15時) (
レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
hanami(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張って下さい。続き、楽しみにしてます。 (2021年11月21日 0時) (レス) @page36 id: 97ddd4c5e5 (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - MARIさん» 同じように思って下さってる方がいて、とても嬉しいです！早くくっつけたいのですが、この微妙な距離感を延々と楽しみたい自分もいます(笑)感想頂けるなんて、本当に創作意欲が湧きます！ありがとうございます(〃ω〃)頑張ります！ (2021年11月15日 7時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - お話のテンポ感も文章も読みやすくて最高ですー！キュンキュンするし、自分もこんな青春したかった…と思いながら読んでます（笑）続き楽しみに待ってます✨ (2021年11月14日 20時) (レス) @page31 id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
renou(プロフ) - 巫都さん» わぁーありがとうございます(ToT)キュンキュンして頂けたなんて嬉しすぎます！楽しく読んで頂けるように頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2021年11月13日 22時) (レス) id: 5d37c52f24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：OUREN | 作成日時：2021年9月28日 17時
