9話 試験 ページ9
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「あの、夜のお散歩っていうか肝試しだと
思うんですけど」
五条さんに連れて来られた場所は都市部から離れた
小さな会社のビルだった。
呪いの気配がする。
そんな場所に私が連れて来られた。
嫌な予感しかしない。
「君には今から、ここにいる呪いを祓ってきて
もらう」
「なんで私なんですか。これはあなたや呪術高専の生徒がすることでしょう」
「いやーそういえばずっと転入勧めてたけど
君の実力を知らないなーって思ってさ」
「…試験、みたいな感じですか？」
私の実力を知らないのに転入を勧めたのか
この人。
めちゃくちゃツッコミたいけど我慢した。
「そんな感じ。まあ君が本当に転入する気がないのなら中に入って祓わずに逃げるなり好きにすればいいよ」
「……分かりました。この会社、夜勤の方はいませんよね」
「うん、人はいないから怖さは増すけど頑張ってね〜」
「………」
"余計なことを言わないでください"という
目で五条さんを睨みつけるが目隠しでどんな表情をしているかは分からない。
が、多分楽しんでいるのだろう。
『君が本当に転入する気がないのなら中に入って祓わずに逃げるなり好きにすればいいよ』
そんなこと、誰がするか。
この程度の呪いに逃げたら、笑われる。
「…………」
ベルト付きのショートパンツから呪具である紅色の鞭を取り出し、ビルの中に侵入する。
夜のため薄暗いが、すぐに目が慣れてきた。
このビルはそう高くない。っていうことは呪いに
すぐ遭遇できる。
まずは一階の隅から隅を見てから二階に上がる。
「！ 見つけた」
10話 「私が見えるならね」→←8話 「夜のお散歩しようよ」
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして！コメントありがとうございます！！そう言って頂けるととても嬉しいです！頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます！！本当ですか！嬉しいです、、、そうですね！私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます！そう言って頂けるとモチベが上がります！更新頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして！いつも通知がきて嬉しく読んでます！！勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです！！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね！五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年11月23日 19時
