15話 「会わないでください」 ページ15
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「いやーそれにしても良かったよ。
ようやくAが転入する気はあるって口に出してくれてさー」
さっきまで私の後ろの席にいた五条さんは
さらりと私の隣に座る。
…まあ、ここ四人席だから空いているのは
私の隣しかないけど。
「私が言うまで、ずっと知らないフリしておく
つもりだったんですか」
「うん、だって本音言ってくれないと動く気に
なれなかったし」
動く気になれなかった…？
やっぱり、言うんじゃなかった。
面倒なことになる気しかしない。
「よーし、じゃあ早速Aが転入できない原因の
ところに行って来ようかな」
と、五条さんが席から立ち上がり肩の横を伸ばす
ストレッチを始めた。
「はっ？！ちょ、ま、待って！一体、なにを
する気ですか…」
「え？嫌だなあ酷いことはしなしさ。Aが呪術高専に転入できるようにしてもらうだけだって」
やっぱり言うんじゃなかった…！
母や親族たちの前に五条さんが現れたら確実に
面倒なことになる。
「あのー先生？透見が転入できない原因って親とか親族が呪術高専の入学に反対してるってことで合ってる？」
「んーまあざっくり言うとね。」
「ざっくりってことはまだなんかあるって
ことですよね、なんなんですか」
「Aの一族は皆ビビリだからねー
Aとあと一人を除いて」
「！」
この人、この男、最初から全部もしかして
知っていた？
私が、入学も転入もできない理由も、原因も
何もかも。
知っていて、ほぼ毎日学校に来て絡んできていた
ってこと？
知っていて家に勝手についてきたり、一方的に喋られたりするなどなどのウザ絡みされていたと思うと
なんかイライラしてきた。いつも以上に。
でも、今はイライラする時じゃない。
他にやることがある。
「……取り敢えず、五条さんは私の親族に会わないでください。私が、説得します」
「一度話して負けた君がそんなことできるのかな？」
「……つくづく嫌なこと言う人ですね。
とにかく、絶対に来ないでください。」
財布からドリンクバー代のお金をテーブルに
置いてファミレスから出た。
「…な、なあ先生。俺たち話についていけてないんだけど」
「俺も同感です。一体どういうことなのかきちんと
説明してください」
「うん、いいよ。じゃ、高専に戻って野薔薇も
加えて僕が丁寧に教えてあげよう」
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えむむ(プロフ) - あいりさん» あいりさんはじめまして！コメントありがとうございます！！そう言って頂けるととても嬉しいです！頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - さわりにゃんこさん» さわりにゃんこさんコメントありがとうございます！！本当ですか！嬉しいです、、、そうですね！私も一年ズ、二年ズに夢主を絡ませたいです！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
えむむ(プロフ) - シノンさん» シノンさんコメントありがとうございます！そう言って頂けるとモチベが上がります！更新頑張ります！ (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 初めまして！いつも通知がきて嬉しく読んでます！！勧誘成功してからのお話もとっても読みたいです！！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 209cc63d47 (このIDを非表示/違反報告)
さわりにゃんこ(プロフ) - いつも通知が来るたびワクワクしながら読んでます。続編は読んでみたいですね！五条先生との絡みもですが1年ズ以外にも2年ズとかとの絡みも気になるので！ (2020年11月28日 18時) (レス) id: a346737382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年11月23日 19時
