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「ダイナマイト！
「わーった」
同い年で付き合いは長くても、仕事の時には敬語を使うようにしている。
私は雇われてる身であって、勝己君は上司だからだ。
「いつも通り怪我人も出ず、被害も最小限でした。
さすがですね！ダイナマイト！」
と、同じくサイドキックである同僚が口々に言う。
普段きつい言葉を言いがちである勝己君についてきてくれる人がいるのは、ヒーローとして尊敬できる部分がたくさんあるからだろう。
私も、その内の一人だ。
「ボーッとしてねェで休憩行くぞ」
「あ…う、分かりました！」
午前中だけで三件の仕事。
もう気づけばお昼の時間だったらしい。
小走りして勝己君の隣を歩こうとした時、見覚えのある顔が
視界に入った。
「轟くん！久しぶり」
一度出会えば忘れないだろう。
引き込まれるオッドアイに、特徴的な紅と白の髪を持つ
プロヒーロー"ショート"だ。
彼も活躍中のヒーローで、女性人気が高い。
そんな彼とも同級生だ。
「光日に爆豪、久しぶりだな。これお前らがやったのか？」
「当たりめーだろ。テメェが来る前に片してやったわ」
「すごかったんだよ轟くん。数が多かったのに、あっという間に
気絶させたんだよ」
「さすがだな。俺ももっと頑張らねえと。」
「轟くんも大活躍中のヒーローでしょ。ニュースでよく見るよ」
「そうか。ありがとな。光日は＿＿＿＿」
「オラさっさと昼メシ行かねーと時間なくなっぞ。
世間話は今度にしやがれ」
ぐいっと、勝己君に腕を組まれて引っ張られた。
バランスを崩しそうになったけど、隣にいる勝己君のおかげで
転ぶことはなかった。
「お、悪りぃ。また今度な、二人とも」
表情が変わらない轟くんと、イライラしてる勝己君は
高校の頃からあまり関係性が変わっていないような気がした。
「お前、轟が出てるニュースなんざ見てんのか」
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えむむ(プロフ) - ゆっきーさん» ありがとうございます！ 別作品が連載できましたらよろしくお願いいたします！ (2023年3月13日 19時) (
レス) id: 2134a4f440 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - とても良かったです！別作品も楽しみにしています！ (2023年3月12日 14時) (レス) @page11 id: affcd77921 (このIDを非表示/違反報告)
あやっや - 楽しいですね (2023年2月17日 12時) (レス) @page10 id: c8057eaae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむむ
| 作成日時：2023年1月29日 11時
