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私と岸くんの目線の先には気だるそうに黙々とおにぎりを食べる廉とそんな彼に楽しそうに話しかけている磯辺さん。
岸「俺も永瀬さんみたいに女性陣に囲まれてみたいっすね…」
『やっぱああいうの好きなんだ？』
岸「はい、俺も男の子なので 笑」
『……へぇ』
岸「まぁ、今はAさんと食べている方が楽しいんで大丈夫ですけど！！！」
『なぁに、嬉しいこと言ってくれんじゃん』
たわいもない話をしながらコンビニで買った弁当を食べる。
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岸「何かあったら言ってくださいね？
……相談乗りますから」
『………うん』
不意に見える男らしい部分にドキッとする反面、少し胸が苦しくなった。
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あれから何日経っても、翔太からの連絡が途絶えることはなかった。
仕事中になる電話に目を向けるも、アイツからだと分かったら無視をした。
それしか、ないから。
そんな私を見ていた彼が声をかけた。
岸「…また、あの人からですか？」
『あぁ、うん』
岸「Aさん、" ちゃっきょ "しましょ！」
『…ちゃっ、きょ？』
岸「はい、ちゃっきょ！着信拒否っす！」
『……？なにそれ』
岸「特定の相手からの着信を拒否出来るんすよ
……スマホ借りてもいいっすか？」
『あ、うん』
岸くんにスマホを渡すとなにやら設定してくれているようで、
暫くして出来ました！と言われスマホを返される。
岸「これで元彼さんから着信来ても表示されないっすよ。
…ついでにメールの方も受信拒否しときました！」
『へぇ。よく分かんないけど助かった、ありがとう』
岸「これでもう安心っすね」
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そのおかげもあって、それからメッセージと着信の履歴が残ることは無くなった。
岸くんに何かお礼しないとなぁと考えながら、
今日も淡々と作業を進めていた。
.
.
『終わっだぁぁ……』
向かい側で残業ルートになりそうな廉をニヤニヤと上から見下ろす。
廉「ﾁｯ…さっさと帰れや。
……あ、それとも手伝ってくれたり『じゃ、お疲れ〜』
…あーー、ウザったらしいわ」
あーあ、可哀想に。
頑張ってね頼れる男、廉くん…。
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はる - とても面白くて一気読みしていました！続きが気になるので、宜しければパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願いいたします！ (2021年6月24日 1時) (
レス) id: 8cb2e2585a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 『殻を知らない蛇は』を読んで、とても面白いなと思ったのでこちらの作品も読ませていただきました！続きが気になるのでパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします！ (2021年6月22日 21時) (レス) id: 22c18f65d8 (このIDを非表示/違反報告)
sweetlarme(プロフ) - Rieさんのお話どんどん続きが気になって一気読みしちゃいます。続きが読みたいので、良ければパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2021年6月3日 23時) (レス) id: cc4072ce2b (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - パスワード教えていただきたいです！ (2021年6月2日 19時) (レス) id: 0501681899 (このIDを非表示/違反報告)
An(プロフ) - Rieさんの世界感とっても好きです。宜しければパスワード教えて頂きたいです。続きがとても気になってます、、 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 9f0db7920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rie
| 作成日時：2020年1月17日 0時
